ミラクル少女リミットちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 05:51 UTC 版)
登場人物
主要キャラクター
- 西山 理美 / リミット
- 声 - 栗葉子
- 飛行機事故で瀕死の重傷を負ったが[5]、科学者である父親の西山博士によってサイボーグ手術を受け、一命を取り留めるとともに、数々のミラクルパワーを得ることになったサイボーグ少女。現在は小学五年生として過ごしている、お転婆だが心やさしい少女。自身がサイボーグであることは秘密であり、自分がサイボーグであることを「心ない人形である」ととらえコンプレックスに思っているが、そのように悩むこと自体、人間らしいとも言える。カモフラージュ用に、食事を摂る機能もあり、食べた物は実は、超小型核融合炉の反応源として利用されている(当時の幼年誌上で、彼女の内部構造図が掲載されたことがある)。あまりに小さい核反応炉のために、発生する放射線も実に小さく、自然放射能程度のレベルしか発生しない。
- 赤いベレー帽に、白い幅広カラーを付けたノースリーブの黄色い上着、青いホットパンツと赤いロングブーツというファッションのコスチュームを愛用。ベレー帽、上着に付けたペンダント、ブーツ、通学用ナップザックなどコスチュームは実はそれぞれ七つ道具の一部である。
- 彼女の本名の「理美」が劇中で明らかになるのは、事故の回想によるエピソードのときだが、それ以外にも学級名簿にも明記されている。このことから、「リミット」はニックネームだと判る。
- 西山博士
- 声 - 柴田秀勝
- リミットの父。サイボーグ研究の第一人者であり「西山科学研究所」の所長として後進の指導や研究に忙しい日々を送る。リミットは一人娘として大変可愛がっており、彼女の再人間化(企画書では延命)の研究のため、世界的研究機関「ロックフォラー研究所」所長へのスカウトを断るほど。リミットを身体的のみならず精神的にも支えてもいる。妻は、リミットが7歳のころに亡くしている。
- トミさん
- 声 - 野沢雅子
- 妻、母のいない西山家に住み込みで働く家政婦。割烹着で過ごす姿は昔ながらのお手伝いさんを想起させる。博多弁を話すが38年間ハワイで過ごしており英語も時折混ざる。また結婚経験もあるという。大変な博学でもある。
- グー
- 声 - 千々松幸子
- ロボット犬。もともとはリミットの愛犬。リミットと同じく航空機事故に遭い絶命、ロボット(サイボーグ犬)としてよみがえる。
- 耳に当たる部分はアンテナと、太陽熱を吸収しエネルギーを得る(太陽光発電システムと思われるが、パイロットフィルムではこのように説明している。本編では太陽電池と説明)機能を持つ。このため太陽光がないとエネルギーを失い機能停止して眠ってしまう。足は伸縮自在で、プロペラに変形し空も飛べる。嗅覚に優れ、どんなにおいも嗅ぎ分ける。変身能力があり、腰の変身ベルトにあるスイッチを押すと変身することができる。
- 湯本 みどり
- 声 - 千々松幸子
- 「西山科学研究所」の所員で博士の助手。秘書も務める。所内でリミットがサイボーグであることを知る人物の一人。博士やリミットの信頼も厚い。
クラスメイトとその関係者
- 浅見 信子
- 声 - 山本圭子
- リミットの家の隣に住む幼馴染。ブーコの愛称を持つ。メガネにおさげが特徴。少々おっちょこちょいだがおおらかな性格。
- 浅見 友男
- 声 - 山本嘉子
- 信子の弟。浅見家の長男で1年生。第1話ではボスに立ち向かうほどの活発な少年。普段はおっとりしたのんびり屋で忘れん坊。忘れ物の多さからエラーマンとのあだ名が付けられた。
- チー坊
- 声 - 坪井章子
- 浅見家の二男で、まだおしゃぶりが離せず言葉も片言の幼児。リミットのミラクルパワーを何度も目撃し、それを皆に伝えたがっている。第3話ではそれがもとで騒動を起こす。
- 栗本 ジュン
- 声 - 神谷明 / 塩屋翼 / 山本圭子
- サッカー部員で学校でのあこがれの存在。ボスの横暴な態度にも果敢に挑む。解体工場へ運ばれるSLの写真を収めるなど、機関車マニアの一面も持つ。
- 石橋 隆太
- 声 - 肝付兼太
- 通称ボス。クラスのガキ大将。与三郎と一円という子分を従えている。ただの乱暴者ということもなく、弱者には情けをかけることも。また妹思いでもある。
- 石橋 綾子
- 声 - 小沢かおる / 千々松幸子
- ボスの妹。ボスとは似ても似つかぬ、聡明でお淑やかな、やさしい少女。名門フランセーヌ学園に通う才女でもある。友男は彼女に一目ぼれした。
- 与三郎
- 声 - 野沢雅子
- ボスの子分。小柄で知恵袋的な存在。
- 一円
- 声 - 山田俊司
- 同じくボスの子分。頭に一円ハゲが有るのでそう呼ばれる。長身で頭はあまり良くないが、ひらめくと一円ハゲが光る。
- 竹下 光子
- 声 - 吉田理保子 / 千々松幸子
- 第4話から登場した転校生。竹下産業社長の娘。裕福な家庭でわがままに育つ。リミットをライバル視しており、取り巻きとともに何かと張り合う。飼っている犬はドーベルマン。
- 光子の父・竹下社長は。第6話にてわずかながら登場シーンがある。葉巻をくわえた恰幅の良い男性の姿で描かれている。
- 光子の取り巻きたち
- 光子といつも一緒にいる4人組。体格が太めの女子児童・背が低く眼鏡をかけた女子児童・長身の女子児童・眼鏡をかけた男子児童(通称「メガネ」。声:千々松幸子)の4人で構成されている。「メガネ」は情報屋的な存在。
先生
- 鈴木 圭子(乙姫先生)
- 声 - 坪井章子
- リミットらが通う、日の出小学校5年1組の担任教諭。その美貌から児童や同僚からは、乙姫先生と呼ばれている。児童の自主性を重んじ、やさしいながらも時には厳しい態度で臨むことも。最終話ではメガネを外し、髪型も真ん中分けのおさげ髪から軽やかなセミロングにイメージチェンジし、改めて周囲を驚かせた。
- 坂田 金時(金時先生)
- 声 - 矢田耕司
- 日の出小学校の体育教諭。本編でも体育の授業を行っているシーンがある。熱血スパルタ教師でキントキのあだ名で呼ばれるが、その実児童思いの先生である。最終回では乙姫先生と結婚することになる。
- ^ 『魔女っ子アニメ大全集』:東映動画篇 (株)BANDAI、1993年8月20日、14頁、68頁。ISBN 4-89189-505-5
- ^ “観てた男子挙手『魔女っ子メグちゃん』破天荒ヒロイン「神崎メグ」は「グッとくる」”. マグミクス. メディア・ヴァーグ (2024年4月1日). 2024年4月1日閲覧。
- ^ a b サイボーグ化により一般人より高い身体能力を得た「超人的能力」という意味あいで使われており、一般的にイメージされるエスパーが持つ超能力とは異なる。
- ^ 『魔女っ子アニメ大全集』:東映動画篇 (株)BANDAI、68頁。
- ^ 企画書・パイロットフィルムでは本編の1年前、小学4年生の夏休みの時。漫画版では事故に遭った時期は同じだが、「とある事情で巻き込まれた交通事故…」とあり、経緯が異なる。
- ^ ペンダントと呼んでいるが、ブローチのように上着に取り付けられた描写であり、ペンダントトップとしてネックレスにぶら下げられた描写はない。
- ^ 『魔女っ子アニメ大全集』167頁では両名併記。DVD-BOX解説書では明比正行のみ記載。
- ^ 『北海道新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年10月28日 - 1974年4月21日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『秋田魁新報』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1974年4月1日 - 9月9日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1973年10月1日 - 1974年3月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1973年10月1日 - 1974年3月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『新潟日報』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『北國新聞』1973年12月13日付朝刊テレビ欄
- ^ 『中日新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『京都新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『山陰中央新報』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『山陰中央新報』1974年6月テレビ欄。
- ^ a b c 『山陽新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ a b 『熊本日日新聞』1974年3月テレビ欄。
- ^ 『大分合同新聞』1973年10月テレビ欄。
- ^ 『南日本新聞』1974年5月21日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『宮崎日日新聞』1974年3月テレビ欄。
固有名詞の分類
映画作品 |
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テレビ朝日系アニメ |
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