ホンダ・RVF
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各種諸元表
車名 | RVF[9] | RVF/RC45[11] |
---|---|---|
型式 | NC35 | RC45 |
モデルイヤー | 1994 | |
全長(m) | 1.985 | 2.110 |
全幅(m) | 0.685 | 0.710 |
全高(m) | 1.065 | 1.110 |
最低地上高(m) | 0.120 | 0.130 |
ホイールベース(m) | 1.335 | 1.410 |
シート高(m) | 0.765 | 0.770 |
乾燥/車重(kg) | 165/183 | 189/211 |
最低回転半径(m) | 2.9 | 3.3 |
原動機型式名 | NC13E | RC45E |
冷却・行程 | 水冷4ストローク4バルブDOHC90°バンクV型4気筒 | |
内径(mm) | 55.0 | 72.0 |
行程(mm) | 42.0 | 46.0 |
総排気量 | 399 | 749 |
圧縮比 | 11.3 | 11.5 |
燃料供給 | VP90キャブレター | PGM-FI電子式燃料噴射 |
最高出力 | 53ps/12,500rpm | 77ps/11,500rpm |
最大トルク | 3.7kg-m/10,000rpm | 5.7kg-m/7,000rpm |
60㎞/h定地走行燃費 | 30km/L | 22km/L |
始動方式 | セルフ式 | |
点火装置 | フルトランジスタ式バッテリ | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式(ウェットサンプ) | |
潤滑油容量 | 3.0L | 4.5L |
燃料タンク容量 | 15L | 18L |
クラッチ | 湿式多板ダイヤフラムスプリング | |
変速方式 | 左足動式リターン | |
変速機 | 常時噛合6段 | |
1速 | 3.307 | 2.400 |
2速 | 2.352 | 1.941 |
3速 | 1.875 | 1.631 |
4速 | 1.590 | 1.434 |
5速 | 1.434 | 1.291 |
6速 | 1.318 | 1.192 |
1次減速比 | 2.117 | 1.939 |
2次減速比 | 2.533 | 2.352 |
フレーム | アルミ合金製ツインチューブダイヤモンド | |
フロントサスペンション | インナーチューブ径41mm倒立テレスコピック | |
リヤサスペンション | プロアーム | |
キャスター | 25°00′ | 24°30′ |
トレール(mm) | 92.0 | |
タイヤ(前) | 120/60R17 55H | 130/70ZR16 |
タイヤ(後) | 150/60R17 66H | 190/50ZR17 |
ブレーキ(前) | 異径4ポット対向ピストンフローティングダブルディスク | |
ブレーキ(前) | 2ポットピンスライドキャリパーシングルディスク | |
消費税抜価格 | 780,000円 | 2,000.000円 |
注釈
- ^ 系譜的には1979年に開発されたNR500がルーツとなり、公道走行可能な市販車としては1982年に発売されたVFシリーズにフィードバックされた[1]。
- ^ 4ストローク400cc以下または2ストローク250cc以下の公道用市販車をベースにしたバイクによって競われるクラス。
- ^ 本田技研工業公式HPでは市販車VFR400Fをベースにしたワークスレーサーと記載されているが[2]、NC21型VFR400Fの発売は本モデルレース投入後の1986年である[3]。
- ^ 4ストローク750cc以下または2ストローク500cc以下の公道用市販車をベースにした改造バイクによって競われるクラス。市販車のクランクケースを使用していれば、フレーム交換やサスペンションの構造変更も可能であり、1988年からはスーパーバイク仕様でのエントリーも可能であった。
- ^ 4ストロークエンジンを搭載する公道用市販車をベースにした改造車によって競われる。4気筒の場合は600cc超750cc以下、3気筒では600cc超900cc以下、2気筒では750cc超1000cc以下と、気筒数によって排気量制限が変わるクラス。
- ^ 本モデル以前のワークス耐久レーサーには、RCB→RS1000が投入されていたが、本田技研工業では1984年から世界耐久・TT-F1の排気量が750ccとなるレギュレーションの変更を見越しており、1983年にV型4気筒エンジンを含め試作要素の高いRS850R[6]を投入した経緯がある[7]。
- ^ 1990年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで2位走行中だったワイン・ガードナー/マイケル・ドゥーハン組がガス欠でリタイアしたことから、リザーブコックと給油口に透明の覗き窓を装着した[8]。
- ^ VFR400R:1速:2.928 - 2速:2.166 - 3速:1.800[10]/RVF:1速:3.307 - 2速:2.352 - 3速:1.875[9] なお4速:1.590 - 5速:1.434 - 6速:1.318ならびに1次減速比2.117・2次減速比2.666は共通である[10][9]。
- ^ 北海道は17,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く[9]。
- ^ 前身モデルのRC30型VFR750Rが1987年に発売された際も希望小売価格1,480,000円と当時の日本最高額と話題になったが[13]、本モデルと同時期に本田技研工業が販売していた他の大型自動二輪車の消費税抜希望小売価格は、RC36型VFR750Fが839,000円[14]、RC42型CB750が689,000円[15]、SC30型CB1000SFが920,000円[16]である。
- ^ 北海道は20,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く[11][17]。
- ^ 1998年に本エンジンのストロークを2mm拡大し排気量781ccとしたRC46E型を搭載したVFRが発売された[18]。2022年まで基本設計を継承したRC79E型を搭載するRC79型VFR800F・RC80型VFR800Xが製造販売された。
- ^ ハイシリコンアルミニウムの粉末に、耐久性を向上させるセラミックスとグラファイトを添加し、熱間押し出し成形した素材[11]。
出典
- ^ a b 1982年12月10日プレスリリース
- ^ a b c d 本田技研工業公式HP 1986 RVF400
- ^ 1986年3月20日プレスリリース
- ^ a b c d THE444RR大全・2 HONDA VFR/RVF - Web Mr.Bike モーターマガジン社
- ^ a b 鈴鹿8耐・栄光のTT-F1マシン[1984-1993] - - Web ヤングマシン 内外出版社 2019年7月11日
- ^ 本田技研工業公式HP 1983 RSR850R
- ^ a b c HONDAコレクションホール所蔵車両 走行確認レポート 闘うDNA 二輪編その3 - Web Mr.Bike モーターマガジン社
- ^ a b 本田技研工業公式HP 宮城光の鈴鹿8耐歴代ロードレーサの鼓動 第4話 グランプリマシンより熱いRVF750
- ^ a b c d e f g h 1994年1月12日プレスリリース
- ^ a b c 1988年12月6日プレスリリース
- ^ a b c d e f g 1994年1月7日プレスリリース
- ^ “高度な最新技術を採用したV型4気筒エンジン搭載のスーパースポーツバイク「ホンダ RVF/RC45」を'95シーズンに向け限定発売”. www.honda.co.jp. 2022年3月17日閲覧。
- ^ 1987年7月24日プレスリリース
- ^ 1990年2月20日プレスリリース
- ^ 1992年2月20日プレスリリース
- ^ 1994年6月28日プレスリリース
- ^ 1994年8月22日プレスリリース
- ^ 1998年4月10日プレスリリース
- ^ RC45 ワークスレーサー譲りのスペックを市販車に投入したV4マシン - バイクのニュース 2019年11月14日
- ^ a b c 『RACERS Vol.65 RVF/RC45 ホンダV4最後の栄光: RVF/RC45 Part2<'97-'99>.』三栄書房、2022年。ISBN 978-4-7796-4682-9。
- ^ a b c 『RACERS - Vol.63 RVF / RC45 スーパーバイクのために開発された最後のV4レーサー』三栄。
- ^ “【第20回優勝ホンダ RVF/RC45】 真夏の鈴鹿8耐、第1回大会1978年から現在までの歴代優勝マシンを紹介。 - 8耐をもっと知ろう!"コカ・コーラ"鈴鹿8耐 特設サイト”. suzuka8hours.lrnc.cc. 2024年1月3日閲覧。
- ^ 『RACERS - Vol.41 VTR1000 SPW』三栄。
- ^ “2000年HONDA二輪モータースポーツ計画”. global.honda. 2024年3月10日閲覧。
固有名詞の分類
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