ホンダ・N-VAN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 10:01 UTC 版)
N-VAN e:
N-VAN e:(エヌバン イー)は2023年に公開された、同社商品N-VAN(エヌバン)の派生である電気自動車モデル(競合車の三菱自動車工業・ミニキャブにおける「ミニキャブEV」に相当)
経緯は、2040年にホンダが、世界で販売するすべての四輪車を電気自動車と燃料電池車とすることを目指すことを公開したためである。そのための重要なステップとして、軽商用EVである「N-VAN e:」を開発した[16]。さらに、環境負荷ゼロの循環型社会をめざして取り組んでいる「リソースサーキュレーション」の考えから、廃棄バンパーをエクスエリアなどに再利用している。
なお、軽商用EVとしての競合車として、三菱自動車工業の「ミニキャブEV」とそのOEMの日産自動車の「クリッパーEV」があげられる。
N-VANに比べて荷室長が30mm減少し、最大スペース長が10mm増加、荷室床面地上高が15mm上がった。また、最大積載量がN-VANより50㎏減少し300㎏となった。グレード体系は「e:L4」と「e:FUN」、「e:L2」の3グレードが用意される。「e:L2」はオンライン販売専用モデルで、2代目アクティバン以来となる、助手席側シートを省いた全2席モデルとし、より低床化したことにより積載量増加と軽量化を図った。(なおミニキャブEVは後席を省いた2シーターモデルが発売されている)さらに、「e:L4」と「e:FUN」はホンダセンシングが標準装備である。カラーバリエーションは「e:L4」は7色展開、「e:FUN」は8色展開、「e:L2」は2色展開となる。
- 2022年12月
- N-VANをベースとした新型軽商用EVを2024年春に発売することが発表された[17]
- 2023年9月28日
- 前述した新型軽商用EVの車名が「N-VAN e:(エヌバン イー)」となり、概要と合わせて関連情報をホームページ上に公開したことをが発表された[18]。
- 2023年10月28日
- 東京ビッグサイトを中心に開催された「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」にプロトタイプが出展[19]。
- 2024年3月29日
- 公式サイトに全ボディーカラーのイメージ画像を追加
- 2024年4月12日
- 発売時期を変更。2024年春に発売予定していたが、一部部品の量産に向けた生産体制の整備遅れのため、2024年秋に発売を延期した[20]。
注釈
出典
- ^ a b 製品情報 ホンダオートボディー
- ^ ホンダ、新型軽貨物車「N-VAN」が生まれた背景、魅力について開発責任者が語る発表会 Car Watch 2018年7月13日
- ^ “第15回:N-VAN開発責任者に聞きたいことを(ほぼ)全部聞いてみた”. Car Watch. 2024年2月25日閲覧。
- ^ 【新車速報】ホンダ「N-VAN」のマニュアルミッションはS660譲りの6速 「ホンダセンシング」は全車標準装備楽天Infoseeknews 2018年7月12日
- ^ 『新型「N-VAN(エヌ バン)」をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年4月20日 。
- ^ 『新型「N-VAN」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年7月12日 。
- ^ “第28回(2019年次)RJC カー オブ ザ イヤー”. 特定非営利活動法人 自動車研究者ジャーナリスト会議. 2018年11月15日閲覧。
- ^ 『「N-VAN」が第28回(2019年次)RJCカーオブザイヤー特別賞を受賞』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年11月14日 。
- ^ 『「ふN-VAN」がJNCAP予防安全性能アセスメント最高評価を獲得』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年11月29日 。
- ^ 『2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、「CLARITY PHEV」が「イノベーション部門賞」を、「N-VAN」が「実行委員会特別賞」を受賞』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年12月7日 。
- ^ 【速報】オートカラーアウォード2018グランプリ決定!! - 日本流行色協会 2018年12月8日(2018年12月10日閲覧)
- ^ 『「N-VAN」がオートカラーアウォード2018「グランプリ」を受賞』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年12月10日 。
- ^ 『「N-VAN」を一部改良し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2021年2月4日 。
- ^ 『N-WGN、N-ONE、N-VAN、FIT、VEZEL、CIVICの価格改定について』(プレスリリース)本田技研工業、2023年6月23日 。2023年6月29日閲覧。
- ^ “ホンダ、「N-VAN」一部改良 特別仕様車「STYLE+ NATURE」設定”. Car Watch (2024年4月18日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “【独自取材】「N-VAN」が電動化!開発チームのプロジェクトリーダー4人が語る軽EV挑戦の裏側|Honda Stories|Honda公式サイト”. global.honda. 2024年4月6日閲覧。
- ^ 『新型軽商用EVを2024年春に発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2022年12月7日 。
- ^ 『2024年春発売予定の「N-VAN e:」をホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2023年9月28日 。
- ^ Inc, Japan Automobile Manufacturers Association. “Japan Mobility Show Web Site”. Japan Mobility Show Web Site. 2024年4月6日閲覧。
- ^ “「N-VAN e:」発売時期について | Honda 企業情報サイト”. Honda Global (2023年). 2024年4月14日閲覧。
- 1 ホンダ・N-VANとは
- 2 ホンダ・N-VANの概要
- 3 N-VAN e:
- 4 車名の由来
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