ブラッドリー・クーパー ブラッドリー・クーパーの概要

ブラッドリー・クーパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 14:00 UTC 版)

ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper
2023年
本名 Bradley Charles Cooper
生年月日 (1975-01-05) 1975年1月5日(49歳)
出生地 アメリカ合衆国 ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長 185 cm
職業 俳優
映画監督
映画プロデューサー
活動期間 1999年 -
配偶者 ジェニファー・エスポジート(2006年 - 2007年)
主な作品
監督兼出演(映画)
アリー/スター誕生
マエストロ: その音楽と愛と
出演(映画)
ウェディング・クラッシャーズ
恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜
イエスマン “YES”は人生のパスワード
ハングオーバー!』シリーズ
特攻野郎Aチーム THE MOVIE
リミットレス
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
世界にひとつのプレイブック
アメリカン・ハッスル
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ
アメリカン・スナイパー
二ツ星の料理人
アベンジャーズ』シリーズ
運び屋
リコリス・ピザ
ナイトメア・アリー
出演(テレビドラマ)
エイリアス
製作
ジョーカー
 
受賞
放送映画批評家協会賞
主演男優賞(コメディ部門)
2012年世界にひとつのプレイブック
主演男優賞(アクション部門)
2014年アメリカン・スナイパー
アンサンブル演技賞
2012年『世界にひとつのプレイブック』
2013年アメリカン・ハッスル
MTVムービー・アワード
男性演技賞
2013年『世界にひとつのプレイブック』
2015年『アメリカン・スナイパー』
ベスト・キス賞
2013年『世界にひとつのプレイブック』
英国アカデミー賞
作曲賞
2018年『アリー/ スター誕生』
グラミー賞
ポップ・デュオ・パフォーマンス賞
2018年シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた
最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞(映画・テレビ・その他映像部門)
2019年『アリー/ スター誕生』
最優秀楽曲賞(映画・テレビ・その他映像部門)
2019年『アイル・ネヴァー・ラブ・アゲイン』
ゴールデンラズベリー賞
最低スクリーンカップル賞
2009年ウルトラ I LOVE YOU!
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2013年『アメリカン・ハッスル』
その他の賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
監督賞
2018年『アリー/ スター誕生』
男優賞
2012年『世界にひとつのプレイブック』
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俳優業と映画プロデューサー、映画監督として成功をおさめ、9つのアカデミー賞トニー賞を含む多くの賞にノミネートされており、グラミー賞BAFTA賞を受賞している。

生い立ち

ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。父親のチャーリー・クーパーはアイルランド系メリルリンチに勤務していた。母親のグロリアはイタリア系ジョージタウン大学を優秀な成績で卒業後[1][2]アクターズ・スタジオで演劇を学んだ[1][3]。学生の頃にフランスに留学した事もあり、フランス語が堪能[4][5][6]

キャリア

1998年にテレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』でデビュー[7]。2001年に『Wet Hot American Summer』で映画デビュー。テレビシリーズを中心に活動しており、『エイリアス』や『キッチン・コンフィデンシャル英語版』で知られるようになる。

2006年に舞台『Three Days of Rain』でジュリア・ロバーツポール・ラッドと共にブロードウェイの舞台に立った[8][9]。2012年には舞台『エレファントマン』で主演のエレファントマンを演じた[10]

2009年、『ハングオーバー!』プレミアでのクーパー

2009年公開の『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイクし、MTVムービー・アワード コメディ演技賞にノミネートされた。しかし、同年公開の『ウルトラ I LOVE YOU!』ではサンドラ・ブロックと共にゴールデンラズベリー賞最低スクリーンカップル賞を受賞。

2011年公開の『リミットレス』でも商業的な成功を収めた。ハングオーバー!シリーズ第2作にあたる『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』の演技でピープルズ・チョイス・アワードのコメディ映画男優賞にノミネートされた。

2011年11月、米『ピープル』誌の「最もセクシーな男性」に選ばれた[11]

2012年公開のジェニファー・ローレンスと主演を務めた『世界にひとつのプレイブック』は商業的に大きな成功を収め、クーパーの演技も称賛され、MTVムービー・アワード2013で男性演技賞を受賞し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞全米映画俳優組合賞で主演男優賞にノミネートされた。

2013年の『アメリカン・ハッスル』でも高い評価を受け、アカデミー賞やBAFTA賞、放送映画批評家協会賞、およびゴールデングローブ賞の助演男優賞にノミネートされた。

クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』でも称賛を受け、MTVムービーアワード2015の最優秀男優賞を受賞した。3年連続でアカデミー賞にノミネートされたが、ここでも受賞はならなかった。

2014年にブロードウェイで公演された『エレファントマン』でジョン・メリックを演じて批評家から賛辞を受け、トニー賞 演劇主演男優賞にノミネートされた。

2015年公開の『二ツ星の料理人』の撮影のために、三ツ星シェフの下で研修を積み、またたく間にプロ並の料理技術を習得するなど、非常に器用でもある。

マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズにロケットの声優として出演し、『アベンジャーズ』シリーズにも出演。

2018年に『アリー/ スター誕生』で主演兼初監督を務めた。『スタア誕生』のリメイクにあたるこの映画は第75回ヴェネツィア国際映画祭で初上映され、その後世界中で公開された。この映画は批評家から絶賛され、ブラッドリー自身も監督として、俳優として称賛を受けた。また、主演のレディー・ガガと共同で作り上げたサウンドトラックも絶賛され、『アリー/ スター誕生 サウンドトラック』はBillboard 200を含む多くの国で1位を獲得し、『シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた』は第61回グラミー賞で最優秀レコード賞を含む3部門にノミネートされ、最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスをガガとクーパーは受賞した。映画は 第91回アカデミー賞に作品賞を含む7部門でノミネートされ、歌曲賞を受賞した[12]第72回英国アカデミー賞では一回の式典での史上最多となる5部門にノミネートされたが、ここでも受賞は作曲賞だけに留まった[13]。映画及びブラッドリーは第76回ゴールデングローブ賞を含む他の多くの賞にノミネートされ、いくらか受賞した。

プロデューサー業も務めており、『世界にひとつのプレイブック』や『アメリカン・ハッスル』では製作総指揮、『アメリカン・スナイパー』、『アリー/ スター誕生』では製作を務めている。


  1. ^ a b Murray, Rebecca. “Bradley Cooper Biography”. About.com. 2009年5月25日閲覧。
  2. ^ Bradley Cooper Comes Back to Georgetown”. Georgetown University (2010年9月3日). 2014年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月9日閲覧。
  3. ^ The Office of Alumni Relations”. The New School. 2011年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月28日閲覧。
  4. ^ Smith, Lori (2010年9月14日). “People: Taylor and Burton's Brangelina romance to be a film”. The Denver Post. 2011年6月15日閲覧。
  5. ^ Zuckerman, Esther (2009年6月22日). “Five Things You Need to Know About Bradley Cooper – Movie News, Bradley Cooper”. People. 2011年6月15日閲覧。
  6. ^ Le journal de 20h” (2011年5月30日). 2013年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年5月30日閲覧。
  7. ^ Stated on Inside the Actors Studio, 2011
  8. ^ Brantley, Ben (2006年4月20日). “It's Her! It's Her! And, Oh Yeah, There's a Play”. The New York Times 
  9. ^ Paul Rudd and Bradley Cooper Round out Three Days of Rain Cast with Julia Roberts, Show Begins March 28”. Broadway World.com (2005年11月29日). 2010年7月16日閲覧。
  10. ^ “Bradley Cooper Joins ‘The Elephant Man’”. The New York Times. (2012年4月15日). http://theater.nytimes.com/2012/04/16/theater/bradley-cooper-joins-the-elephant-man.html?_r=0 2013年1月5日閲覧。 
  11. ^ "Bradley Cooper Named Sexiest Man Alive", Access Hollywood, November 16, 2011
  12. ^ レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーの濃密すぎるデュエットが物議…ガガがコメント:第91回アカデミー賞”. シネマトゥデイ. 2019年6月17日閲覧。
  13. ^ アカデミー賞、まさかの落選も…ブラッドリー・クーパーが得た“それ以上””. Yahoo!ニュース. 2019年6月17日閲覧。
  14. ^ Jordan, Julie (2007年1月4日). “Bradley Cooper and Jennifer Esposito Marry”. People. 2010年7月16日閲覧。
  15. ^ Fromm, Emily (2007年5月2日). “Jennifer Esposito, Bradley Cooper Split”. People. 2010年7月16日閲覧。
  16. ^ Bradley Cooper on Renee Zellweger: "I Just Love Her"”. Us Weekly (2010年9月29日). 2011年1月16日閲覧。
  17. ^ “ブラッドリー・クーパーとゾーイ・サルダナがクリスマス前に破局”. シネマトゥデイ. (2013年1月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0049092 2013年1月5日閲覧。 
  18. ^ Bradley Cooper and Irina Shayk's First Child's Name and Sex Revealed | E! News”. E! (2017年4月10日). 2017年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月15日閲覧。
  19. ^ ブラッドリー・クーパーとイリーナ・シェイクが破局。”. VOGUE JAPAN (2019年6月7日). 2019年6月10日閲覧。


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