フェランドレン フェランドレンの概要

フェランドレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/27 13:10 UTC 版)

フェランドレン

左が α、右が β
IUPAC名 p-メンタ-1,5-ジエン(許容慣用名から誘導)
分子式 C10H16
分子量 136.23
CAS登録番号 (R)-α: [4221-98-1]
(S)-α: [2243-33-6]
(RS)-α: [99-83-2]
(R)-β: [6153-17-9]
(S)-β: [6153-16-8]
(RS)-β: [555-10-2]
形状 液体
密度 α: 0.846 g/cm3, 液体
β: 0.85 g/cm3, 液体
沸点 α: 171–172 °C
β: 171–172 °C
SMILES α: CC(C)C1CC=C(C)C=C1
β: CC(C)C1CCC(=C)C=C1

名称の由来はユーカリの一種ナローリーブドペパーミント (Eucalyptus radiata) の古い学名 Eucalyptus phellandra である[2]。α-フェランドレンはその植物のほか、ブロードリーブドペパーミント (Eucalyptus dives) の精油にも含まれる[3]。β-フェランドレンはフェンネルカナダバルサムから単離されている。

快い芳香を持つことから香料として使われる。β-フェランドレンのにおいはペパーミント様で、わずかに柑橘系の香りを帯びるとされる。

関連項目


  1. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
  2. ^ Jacobs, S. W. L.; Pickard, J. (1981). Plants of New South Wales. National Herbarium of New South Wales, Royal Botanic Gardens. ISBN 0-7240-1978-2.
  3. ^ Boland, D. J.; Brophy, J. J.; House, A. P. N. (1991). Eucalyptus Leaf Oils. Inkata Press. ISBN 0-909605-69-6.


「フェランドレン」の続きの解説一覧




フェランドレンと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フェランドレン」の関連用語

1
90% |||||

2
78% |||||

3
78% |||||

4
70% |||||

5
70% |||||

フェランドレンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フェランドレンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフェランドレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS