ハルマヘラ島 ハルマヘラ島の概要

ハルマヘラ島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 23:54 UTC 版)

ハルマヘラ島の位置
ガムコノラ山

歴史

ハルマヘラ島は山がちのうえ、全島を熱帯雨林に覆われるため人口が少ない。この地域の中心は、ハルマヘラ島の西海岸沖合いに浮かぶテルナテ島ティドレ島である。どちらも面積100km2あまりの小島だが、丁子の原産地として香辛料貿易で栄え、ハルマヘラ島を含めたインドネシア東部全域に勢力を広げた。16世紀初めにポルトガル人がやってきて以来、モルッカ諸島は西洋諸国による支配権争いの舞台となり、最終的にオランダ領東インドに組み込まれた。インドネシア独立後はマルク州に含まれていたが、1999年に成立した北マルク州インドネシア語:Maluku Utara)の一部になっている。

言語

ハルマヘラのジャングルに住むトグティル族

ハルマヘラ島およびその周辺部の諸言語オーストロネシア系と非オーストロネシア系のものが混在している。

まず、主なオーストロネシア系言語は以下の通りである。この中ではブリ語について最も早い時期から体系的に記述されている[1]

  • ギマン語英語版(Giman; 別名: Gani語、Gane語)
  • サワイ語(別名または方言: ウェダ語 (Weda)、Were語)
  • パタニ語英語版
  • ブリ語
    • Wayamli(Wajamli、Jawanli)方言
  • 東マキアン語英語版
    • Kayoa(Kajoa)方言
  • マバ語 (インドネシア)英語版(別名: Bitjoli語、Ingli語)

また、非オーストロネシア系言語は主に以下のものが挙げられる。

脚注

参考文献


  1. ^ 崎山(1969:276-277)。


「ハルマヘラ島」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハルマヘラ島」の関連用語

ハルマヘラ島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハルマヘラ島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハルマヘラ島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS