ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧 失敗例

ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/06 06:19 UTC 版)

失敗例

お陽さま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ
フレッドがロンに教える呪文。第1巻でロンがこの呪文でスキャバーズを黄色くして見せようとするが失敗に終わり、ハーマイオニーに馬鹿にされる。
ペスキピクシペステルノミ(ピクシー虫よ去れ)
第2巻でギルデロイ・ロックハートが使用。「闇の魔術に対する防衛術」の時間、部屋を飛び回るピクシーに対して使用するが何の効果も表れず、直後ロックハートはピクシーに杖を奪われる。
兎の目、ハープの音色、この水をラム酒に変えよ
映画『賢者の石』で、シェーマスが水をラム酒に変えようと使う呪文。最初は紅茶に変わったというが、2回目は爆発して失敗に終わる。
ブラキアム・エンメンドー(骨よ、治れ)
映画『秘密の部屋』に登場。クィディッチの試合で骨折したハリーの右腕を治そうとしてロックハートが使うが、骨がなくなる。
ヴォラーテ・アセンデリ(蛇よ、去れ)
映画『秘密の部屋』に登場。ロックハートが、マルフォイが出現させた蛇に対し唱えるが、ゴムが弾けるような音とともに蛇は宙を高く舞い、地面に叩きつけられ、さらに激昂する結果に終わる。

脚注

参照文献


注釈

  1. ^ 第7巻『死の秘宝』で防衛呪文の重ねがけを行うときに、教師たちが呪文を唱える。
  2. ^ 例として後述の「フィニート・インカンターテム(Finito Incantatem、呪文よ終われ)」が原型なのに対して、省略形「フィニート」だけでも同じ効果が得られる。
  3. ^ 鼻呪いとクラゲ足の呪いを同時に使うと身体じゅうにクラゲの足が生える。
  4. ^ 例外もあり、「ロコモーター」という呪文は、第1巻『賢者の石』では足を硬直させる呪い (Leg-Locker Curse) として、第5巻『不死鳥の騎士団』では物を移動させる魔法 (Locomotion Charm) として登場する。
  5. ^ 幻の動物とその生息地』ではレシフォールドという魔法生物への唯一の対抗手段としても紹介されている。
  6. ^ 現実にあったことではない想像でも使用可能で、第5巻ではドローレス・アンブリッジの解任を想像して使用する場面がある。
  7. ^ 作中ではニンファドーラ・トンクス、セブルス・スネイプのふたりが該当。それぞれ、トンクスはおそらくは狼人間(のちに夫となる人狼リーマス・ルーピンの影響)、スネイプは牝鹿(長年の思い人であるリリー・ポッターの守護霊と同じ)になっている。
  8. ^ 魔法使い・魔女にとっての重要な武器として、おもに杖。
  9. ^ ヴォルデモートバーサ・ジョーキンズにかけられた忘却術を破り、聞き出した情報をもとに三大魔法学校対抗試合に罠を仕掛ける。
  10. ^ 第7巻において、グリンゴッツでトロッコから空中に投げ出された際にもハーマイオニーがクッション呪文を使用するが、呪文名は記されていない。映画の同場面では「アレスト・モメンタム」が使用されている。
  11. ^ この呪文で死亡したトム・リドル・シニア一家を検死したマグルの医師団は「毒殺、刺殺、射殺、絞殺、窒息の跡もなく、死亡していること以外は、健康な状態と全く変わらない」と報告した。医師団は、(死体に何とか異常を見つけようと決意したように)「それぞれの顔には恐怖の表情が見られた」と記している。
  12. ^ 原書では「Destination,Determination,Deliberation」。
  13. ^ 術を行使した際、身体の一部がその場に残ること。原書では「splinch」と表記されるが、これは作者ローリングの造語である。
  14. ^ 守人本人が書いた手紙でもよい。
  15. ^ 第6巻でスネイプはベラトリックスに対し、自分は不死鳥の騎士団の本部の場所を知っているが、自分は守人ではないため教えられないと話す。
  16. ^ 不死鳥の騎士団本部の守人だったダンブルドアの死後は、本部の場所を打ち明けられていた団員全員が守人になる。しかし「守人は20人ほど居るから、『忠誠の術』も相当弱まっている」とアーサーが語る。第7巻前半ではハーマイオニーがヤックスリーを連れたまま騎士団本部に姿現しを行ない、秘密を明かすかたちとなる。
  17. ^ 魔法界では17歳以上を成人としている。
  18. ^ 第2巻でドビーが使った浮遊術がハリーの仕業とされ、ハリー宛に魔法不適正使用取締局からの警告文が届く。また、第7巻において「臭い」をつけているという理由から、ムーディらはハリーを付き添い姿くらましさせることを回避する。
  19. ^ 原書では「Furnunculus curse」となっているので「ファーナンキュラス、鼻呪い」のこと。
  20. ^ 以下は『クィディッチ今昔』の15ページからの引用[11]
    人の姿のままで、なんの助けも借りずに飛ぶことを可能にするような呪文は、いまだに考案されてはいない。

    羽のある動物に変身できる数少ない「動物もどき(アニメーガス)」は、飛ぶことができるが、これはごく稀な例である。コウモリに変身した魔女や魔法使いは、空中に舞い上がることができるが、なにしろコウモリの脳みそでは、飛び上がった瞬間、どこに行くつもりだったか忘れてしまうに違いない。

    浮上術はごく普通に行われるが、我々の祖先は、たかだか地上1.5メートルに浮かんでいるだけでは満足できなかった。もっと何かしたかった。羽を生やすという手間なしに、鳥のように飛びたかった[11]
  21. ^ 原書では「Gemino and Flagrante Curses」だが、邦訳は「『双子の呪文』と『燃焼の呪い』」となっている。
  22. ^ 第5巻第28章で、この呪文が命中したジェームズ・ポッターの頬がぱっくりと割れる。
  23. ^ 第7巻第5章で、この呪文が命中したジョージ・ウィーズリーは左耳を失う。
  24. ^ 第1巻第16章で、「スネイプにしかけたのと同じリンドウ色の炎が植物めがけて噴射した」という記述がある。

出典

  1. ^ クリストファー・ベルトン『「ハリー・ポッター」が英語で楽しく読める本』コスモピア、2006年、239頁。
  2. ^ J・K・ローリング公式HP(日本語版)そのほかのこと>その他>呪文の定義
  3. ^ J・K・ローリング公式HP(英語テキスト版)あ Stuff>Miscellaneous>Spell Definitions
  4. ^ 第5巻第28章「スネイプの最悪の記憶」。
  5. ^ 第5巻第33章「闘争と逃走」。
  6. ^ 第4巻第9章「恐怖の敗北」。
  7. ^ 第5巻第3章。
  8. ^ Eleanor Bley Griffiths (2018年3月15日). “JK Rowling reveals the curse on Defence Against the Dark Arts teachers in Harry Potter was inspired by Spinal Tap”. Radio Times. 2020年9月14日閲覧。
  9. ^ 2010: "J.K. Rowling at the White House Easter Egg Roll"”. Accio Quote. 2020年9月14日閲覧。 “"(...) because the job was cursed, as you know."”
  10. ^ Kara Hedash (2020年1月25日). “Harry Potter: How Voldemort Cursed The Defense Against The Dark Arts Position”. ScreenRant英語版. 2020年9月14日閲覧。
  11. ^ a b c ローリング 2001, p. 15.
  12. ^ Ashley Ross (2014年12月17日). “J.K. Rowling Debunks Severus Snape Rumor”. Time. 2020年9月14日閲覧。





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