ノベルズ〜ゲームセンターあらしR〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ジャンル | サウンドノベル |
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対応機種 | PlayStation |
開発元 | ビリケンソフト |
発売元 | ヴィジット |
プロデューサー | 加藤誠 |
ディレクター | 赤城幸村 |
シナリオ |
すがやみつる 石田一 犬飼六岐 赤城幸村 北山しお |
プログラマー | 藤原宏行 |
音楽 | R氏 |
美術 |
すがやみつる 大迫純一 |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
1999年5月4日 |
その他 | 型式:SLPS-02009 |
概要
『イーブルネット』、『ジャスティス』、『野望のお笑い王国』、『毎日がスプラッタ』、『ゲームセンターあらしR』という、5つのシナリオが入ったオムニバスタイプのサウンドノベル。5つのシナリオはジャンルも登場人物も全て異なっており、説明書では「新しい形のサウンドノベル」と唄われている。
どのシナリオにも複数のエンディングが用意されており、各エンディングを見るごとに一定のポイント(点数)が加算される。ポイントの合計が一定値以上になると、「○○点突破」といった一枚絵が表示される。一度見たエンディングをもう一度見た場合は、ポイントは加算されない。また、「ゲームセンターあらしR」のシナリオのみ、他のシナリオで一定のポイントを集めなければ読むことはできない。
なお、当時ヴィジットは自社製のサウンドノベルソフトを「ハイパーノベル」というシリーズ名で世に出していたが、本作はそのシリーズではない。パッケージにも「サウンドノベル」と表記されている。
非売品のカードが3枚付属する限定版も存在する。
ゲーム内容
- イーブルネット(EVIL NET)
- ジャンルはホラー。グラフィックは全てCGで、同社のノベルゲーム『最終電車』(1998年)同様、人物はシルエットで表現されている(男性は青、女性はピンクのシルエット)。シナリオは石田一が担当。入手できるポイントは、合計で26000点。
- ジャスティス(JUSTICE THE SPACE STORY)
- ジャンルはSFとなっているが、実際は推理ものの要素が強い。グラフィックはイーブルネット同様全てCGで、人物も同じくシルエット。入手できるポイントは合計で32000点と、全シナリオ中最高。
- 野望のお笑い王国
- ジャンルはコメディ。グラフィックは基本的に実写で、一部はCG。「劇団暇だけどステキ」、「劇団未来探偵社」という、2つの大阪の劇団が出演している。なおスタッフロールでは「お笑い野望の王国」と誤表記されている。入手できるポイントは、合計で14000点。
- 毎日がスプラッタ
- ジャンルはファンタジーとなっているが、ストーリーは現実系。グラフィックはイラストと実写。イラストの原画は大迫純一が担当している。使用されているBGMは非常に少ない。入手できるポイントは、合計で10000点。なおタイトルは、シナリオ選択画面では「まいにちがすぷらった!」と表記されており、この点は裁判で問題点の1つとなった(後述)。スタッフロールでは「毎日がすぷらった」と表記されている。
- ゲームセンターあらしR
- 1980年前後に大ヒットした漫画『ゲームセンターあらし』(1979年 - 1983年)の後日談として書き下ろされたシナリオ(正式な続編ではない。説明書では「外伝」と表記されている)。他の4本のシナリオ全てで最低1000ポイントずつ入手し、なおかつ合計ポイントを20000以上にしないと、読むことはできない。クリア後、スタッフロールが流れる。入手できるポイントは、合計で18000点。
ストーリー
- イーブルネット(EVIL NET)
- ゲーム会社「ヴィヴィット」。発売間近に迫った新作ソフト「魔王召喚ゲーム」を完成させるべく、徹夜で働くスタッフ達。しかし突然、事件は起こった。次々と殺害され、何者かに操られるゾンビと化すスタッフ達。同社でアルバイトをしていた青年・アキラは、状況の打開を試みる。
- ジャスティス(JUSTICE THE SPACE STORY)
- スペースコロニー開発に先駆け、民間人が宇宙空間で日常生活を行えるかどうかを実験する「TJ28計画」が実行された。被験者に選ばれ、宇宙船に乗り込んだ建築技師・シンジョウ。だがその船には、乗員を殺害してすり替わった異生物が潜入していた。偶然銃を手にすることになったシンジョウは、船と自分自身を救うため、完璧な行動・知識・判断力を持った「正義=JUSTICE」となる事を求められる。
- 野望のお笑い王国
- ここは大阪。卒業を控えた大学生・西岡耕作は、荒野であるこの世の頂点に立つため、お笑いの道に進むことを決意する。TVに出演してやがて府知事となり、最後は総理大臣となって日本を支配する。
- 毎日がスプラッタ
- 大学生になっても魔法使いになることを夢見ている少女・マイ。ある日、彼女は親とはぐれた蝙蝠の子供を発見する。見捨ててはおけず自宅に連れ帰る彼女だった。
- ^ a b “ノベルズ 〜ゲームセンターあらしR〜 まとめ [PS]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2018年7月1日閲覧。
- ^ a b 箭本進一「第1章 プレイステーション ノベルズ〜ゲームセンターあらしR〜」『超クソゲー2』太田出版、2000年4月2日、156 - 160頁。ISBN 9784872335149。
- ^ a b 「新作ゲームクロスレビュー」『ファミ通』第14巻第20号、アスキー、1999年5月7日、 34頁、 雑誌26252-5/14。
- 1 ノベルズ〜ゲームセンターあらしR〜とは
- 2 ノベルズ〜ゲームセンターあらしR〜の概要
- 3 登場人物
- 4 スタッフ
- 5 脚注
固有名詞の分類
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