ドラえもん のび太とロボット王国 ドラえもん のび太とロボット王国の概要

ドラえもん のび太とロボット王国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/12 00:57 UTC 版)

ドラえもん
のび太とロボット王国
Doraemon:
Nobita and the Robot Kingdom
監督 芝山努
脚本 岸間信明
原作 藤子・F・不二雄
出演者 レギュラー
大山のぶ代
小原乃梨子
野村道子
たてかべ和也
肝付兼太
ゲスト
桑島法子
新山千春
森山周一郎
音楽 堀井勝美
主題歌 いっしょに歩こう 〜Walking Into Sunshine〜/KONISHIKI
編集 岡安肇
制作会社 シンエイ動画
製作会社 シンエイ動画
テレビ朝日
小学館
配給 東宝
公開 2002年3月9日
上映時間 81分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 23.1億円
前作 ドラえもん のび太と翼の勇者たち
次作 ドラえもん のび太とふしぎ風使い
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キャッチコピーは「いっしょが、いちばん強い。

同時上映は『ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!』と『ぼくの生まれた日』。

概要

人とロボットの関係をテーマにした劇場版作品は、『のび太と鉄人兵団』、『のび太とブリキの迷宮』に続き3作目である。前2作はロボットが人類の敵として登場しているのに対して、今作はロボットと人との共存がテーマであり、ロボットの視点から描かれている。したがって、主人公であるドラえもんがロボットである点にもスポットを当てており、終始ドラえもんがストーリーの主役となっている[1]

のび太の宇宙開拓史』から長年作画監督を担当してきた富永貞義が参加した最後の映画である。また映画シリーズにおける最後のセル画制作作品であり(本編の一部シーンとOP・EDに関してはデジタル制作を採用)、翌年の『のび太とふしぎ風使い』以降は全面的にデジタル彩色へ移行している。また、本作はドラえもん映画作品で初めて、広報用の公式ウェブサイトが開設された作品となった(現在は閉鎖)。

2001年秋のアニメスペシャルで放送した告知映像のみ、タイトルが『のび太とロボット帝国』(「帝国」の読みは「キングダム」)となっていた。

あらすじ

スネ夫に新型のペットロボットを自慢されたのび太は、「ペットロボットが欲しい」とドラえもんに懇願する。ところがドラえもんは「君には僕と言うネコ型ロボットがいるじゃないか」とのび太を叱りつける。怒ったのび太は、腹いせに未来デパートにペットロボットを大量注文するが、送られてきたロボット達はのび太の言うことを聞かず暴れ出してしまう。

町中で騒動を巻き起こしたロボットたちは、ドラえもんによって全て返品されたものの、最後に少年型のロボット『ポコ』が残った。どうやら、そのロボットは地球の技術で作られたものではなく、現代に送られてくる途中で超空間内で紛れ込んでしまったものだという。ポコを元の世界に返してあげるため、ドラえもん達の冒険が再び始まった。

タイムマシンで時空の迷宮へと旅立ち、何とか目的の場所…『王国(キングダム)』に辿り着くドラえもん一行。その世界では、ロボットから感情を抜き取り人間の忠実な下僕へと変えてしまう「ロボット改造命令」が下されていた。少年ロボットであるポコは、ちょうど母親と共に追っ手のドロイド兵から逃げる途中だったのだ。捕まった母親を助けようと飛び出して行ったポコをドラえもんたちは追いかけるが、ドロイド兵達に見つかり、ドラえもんが拉致されてしまうのだった。


  1. ^ しかし仲間達も序盤、いつも以上に気弱なスネ夫が一時、自動運転不能なったタイムマシンを運転したり、終盤、巨大な石像をのび太が「何でも操縦機」で動かしてデスターに反撃したりと、全く見せ場がないわけではない。
  2. ^ クレジットでは「ジァイアン」と表記されていた。
  3. ^ 「原作」としてクレジットされている藤子・F・不二雄は「キャラクター原作」程度の意味で用いられており、この映画作品の原作者ではない。


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