トヨタ・カローラレビン 5代目(カローラシリーズ通算6代目)AE91/AE92型(1987年-1991年)

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トヨタ・カローラレビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 07:12 UTC 版)

5代目(カローラシリーズ通算6代目)AE91/AE92型(1987年-1991年)

トヨタ・カローラレビン(5代目)
AE91/AE92型
後期型 GT APEX
後期型 ZS
概要
販売期間 1987年5月 - 1991年
ボディ
ボディタイプ 2ドアノッチバッククーペ
駆動方式 FF
パワートレイン
変速機 3速AT/4速AT/5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,430mm
全長 4,245mm
全幅 1,670-1,680mm
全高 1,300mm
車両重量 930-1,070kg
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1987年5月、フルモデルチェンジ。このモデルからFF化され、ボディタイプも3ドアクーペを廃止し、2ドアに1本化された。当時ヒットしていた同社のソアラ(2代目)のデザインを取り入れたため「ミニソアラ」とも称された。ソアラは高くて買えないが、レビンなら買えるという若者たちの間で大ヒットとなり、折からのバブル景気の影響そして、S13シルビアやBA4/5プレリュードなどと共に「デートカー」として、歴代モデル中最も販売台数の多いモデルとなった。

FF化も販売面では功を奏し、レビンとしては未曾有の販売台数を記録した。しかし、台数の多さゆえに早期から値崩れを起こし、さらに1990年代後半になるとZ20系ソアラ、A70系スープラの中古車市場での値安化も追い討ちを掛け、下取りに入った車両は同型のカローラセダンおよびカローラFX同様、多くの個体が並行輸出またはそのまま廃車解体されることとなった。そのため「最後のFR」であるAE86の人気・個体数と比べ、残存する個体は少ない。

1989年5月マイナーチェンジが行われ、内外装の一部変更、1500ccグレードのZiがZSに変更、パワーウインドウスイッチの改良、GT APEXとZSにパワーウィンドウが標準となり、その他の全グレードにオプション設定された。リヤスポイラーはハイマウントストップランプ内蔵となり、GTVとLがカタログ落ちとなった。

AE92型

通称「キューニー」。登場時の4A-GE型は120ps(ネット値)。89年5月のマイナーチェンジで大幅に改良が加えられハイオクガソリン指定となり、同エンジンは140psとなった。GT APEXには、クラス初となる電子制御サスペンションTEMSが前期後期共に標準装備だった。また、このモデルからスーパーチャージャーを装備した4A-GZE型エンジン搭載の「GT-Z」が登場。4A-GZE型は前期型で145ps、後期型でこちらもハイオクガソリン指定となり、165psを発生した。これは、当時のB16Aの160psを上回る数値で、1.6Lクラスの最高出力を誇っていた。

AE91型

量販グレードであるAE91型には5A-F型(キャブレター仕様)1.5L ハイメカツインカム(ギア駆動による狭角DOHC)85psエンジンが搭載された。EFI装着の5A-FE型は94ps。後期型に追加された5A-FHE型は105psまで高められた。


  1. ^ a b 佐々木紫郎 インタビュー
  2. ^ a b 『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p84
  3. ^ トヨタ、中国向け新型車「レビン」を出展【北京ショー2014】 【ニュース】”. webCG. 2022年12月30日閲覧。
  4. ^ 【広州モーターショー16】トヨタ レビン に「ターボ」…ダウンサイズの1.2リットル搭載”. レスポンス(Response.jp). 2022年12月30日閲覧。
  5. ^ CORPORATION, TOYOTA MOTOR. “TOYOTA、新型カローラ シリーズのセダンを中国 広州国際モーターショーで世界初披露 | トヨタ | グローバルニュースルーム”. トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト. 2022年12月30日閲覧。
  6. ^ a b トヨタが新型「レビン」を初披露目! スポーティ顔のメッシュグリル採用! 第5世代ハイブリッド仕様を広州ショーで公開”. くるまのニュース(株式会社メディア・ヴァーグ. 2023年1月6日閲覧。
  7. ^ トヨタ 新型「レビン」中国で発表に「日本は出ない!?」「レビンといえば2ドアでは?」反響集まる”. くるまのニュース(株式会社メディア・ヴァーグ) (2023年3月29日). 2023年3月31日閲覧。
  8. ^ トヨタ・カローラ1600レビン…WRC参戦マシンのベース車特集GAZOO.com 2018年2月14日
  9. ^ CG増刊「The 86」
  10. ^ カローラの哲学
  11. ^ CTCC第3戦:新型キアK3 2.0Tが最後尾から逆転勝利。トヨタも初の3位表彰台as-web 2019年6月26日
  12. ^ 車両系統図【豆知識】車名の由来”. トヨタ自動車株式会社. 2022年2月13日閲覧。
  1. ^ 旧式ながらLASREエンジンに編入された
  2. ^ 実際にはグリルやバンパーの形状が異なり、トレノとはかなり印象が異なる。
  3. ^ ヘッドランプの光軸高さが、北米の保安基準より低かったため。240SXの場合も同じくリトラクタブル化(いわゆるワンビア状態)で対応している。
  4. ^ スカイラインシルビアブルーバードの3車種
  5. ^ 過給機付きエンジン搭載車は、エンジン排気量が1.7倍に換算され、2.7Lとして扱われる。
  6. ^ グループAでは、量産車両で設定されているタイヤサイズからの拡大幅が制限されていた。






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