チャールズ・ストロス 略歴

チャールズ・ストロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 23:01 UTC 版)

略歴

リーズ出身。六歳の頃から作家となる夢を持ち、ホワイトドワーフ誌にダンジョンズ&ドラゴンズの記事を書く。1986年にインターゾーン誌でデビュー。1980年代後半から1990年代初頭までに12作品を執筆した。ロンドン大学薬学の学位を得るも、薬剤師になるのをやめて、ブラッドフォード大学に再入学、コンピュータ科学で学位を取り、2000年代にはLinuxPerlといったフリーソフトウェアジャーナリストとして働いた。フィクションも1998年から再び執筆し始め、現在はほぼフィクション作家としてフルタイムで執筆している。2005年、The Concrete Jungleヒューゴー賞受賞。2007年3月現在、エディンバラ在住。

2007年より発表した近未来小説 Halting State, Rule 34 は、三部作となる予定だった。しかし2013年エドワード・スノーデンの告発などにより、小説のアイディアにする予定だった諜報活動が、既に実際にNSAによって行われていることが判明したため、続編の執筆を断念した。また、同シリーズの記述の多くは現実のものとなっており、現時点で実現していないのはスコットランドの独立量子コンピュータによる公開鍵暗号の解読のみだという[1]

このような経歴のためか、フリーソフトウェア運動に対する造詣が深く、未出版の作品をクリエイティブ・コモンズライセンスで公開したり、運動の提唱者であるリチャード・ストールマンを彷彿とさせる人物が登場する作品もある。

2007年のアジアで初めてのワールドコンNIPPON2007に続き、2010年4月10・11日大宮で開催のSFコンベンション「はるこん」のゲスト・オブ・オナーとして来日。


  1. ^ PSA: Why there won't be a third book in the Halting State trilogy Charlie's Diary Charlie Stross(著者自身の日記)


「チャールズ・ストロス」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャールズ・ストロス」の関連用語

チャールズ・ストロスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャールズ・ストロスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャールズ・ストロス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS