スティーブン・ファイフ
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ロサンゼルス・ドジャース時代 (2013年4月21日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アイダホ州ボイシ |
生年月日 | 1986年10月4日(37歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト3巡目(全体85位) |
初出場 |
MLB / 2012年7月17日 NPB / 2017年7月6日 |
最終出場 |
MLB / 2014年5月4日 NPB / 2017年8月20日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
プロ入りとレッドソックス傘下時代
2008年のMLBドラフト3巡目(全体85位)でボストン・レッドソックスから指名され、6月10日に契約。契約後、傘下のA-級ローウェル・スピナーズでプロデビュー。14試合に登板して1勝1敗2セーブ・防御率2.33・41奪三振の成績を残した。
2009年はまずA級グリーンビル・ドライブでプレーし、8試合に先発登板して0勝3敗・防御率2.70・35奪三振の成績を残した。7月からA+級セイラム・レッドソックスでプレー。10試合に先発登板して3勝2敗・防御率4.44・51奪三振の成績を残した。
2010年はAA級ポートランド・シードッグスでプレーし、26試合に先発登板して8勝6敗・防御率4.75・82奪三振の成績を残した。
2011年もAA級ポートランドでプレーし、19試合(先発18試合)に登板して11勝4敗・防御率3.66・70奪三振の成績を残した。
ドジャース時代
2011年7月31日にレッドソックス、シアトル・マリナーズ、ロサンゼルス・ドジャース間の三角トレードで、ドジャースへ移籍した。移籍後は傘下のAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、6試合に先発登板して3勝0敗・防御率4.01・25奪三振の成績を残した。オフの11月18日に40人枠入りを果たした[1]。
2012年はAAA級アルバカーキ・アイソトープスで25試合(先発24試合)に登板して11勝7敗・防御率4.66・93奪三振の成績を残した。7月17日にメジャー昇格し、同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で先発起用されメジャーデビュー。6回を投げ4安打1失点3四球1奪三振だった。この年メジャーでは5試合に先発登板して0勝2敗・防御率2.70・20奪三振の成績を残した。
2013年は開幕をAAA級アルバカーキで迎えた。4月21日にチャド・ビリングズリーが故障者リスト入りしたことに伴い、メジャー昇格した[2]。6月3日のサンディエゴ・パドレス戦で5.1回を投げ1失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[3]。この年は12試合(先発10試合)に登板して4勝4敗・防御率3.86・45奪三振の成績を残した。
2014年3月5日にAAA級アルバカーキへ降格した。5月4日に昇格し、同日のマイアミ・マーリンズ戦で先発して6回を4失点、勝敗は付かなかった。この年ドジャースでの登板はこの1試合のみで、防御率6.00だった。8月13日にトミー・ジョン手術を受けた。オフの11月8日にFAとなった。
カブス傘下時代
2015年は所属球団なく、オフにベネズエラのウィンターリーグに参加し実戦復帰。
2015年12月12日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結び、2016年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2016年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスとAAA級アイオワ・カブスでプレーし、2球団合計で10試合に先発登板して0勝2敗・防御率4.58・30奪三振の成績を残した。オフの11月7日にFAとなった[4]。
マーリンズ傘下時代
2016年12月9日にマーリンズとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。
西武時代
2017年6月17日に埼玉西武ライオンズと契約合意したことが発表された[5]。背番号は「69」。6月20日に公示され、7月6日の日本ハム戦で先発としてNPB初登板を果たすも4回途中4失点と崩れた。7月13日のロッテ戦で5回2失点でNPB初勝利を果たす。しかし、それ以降は制球の乱れで失点を重ねるパターンが多く、8月20日の日本ハム戦で5回途中4失点と降板したのを最後に翌日に抹消され、以後1軍で投げる事な買った。10月18日に球団は契約を解除し、ウエーバー公示の手続きを取ったと発表した[6]。10月25日に自由契約選手として公示された[7]。
西武退団後
2018年2月8日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。開幕後はAAA級コロンバス・クリッパーズに配属された。20試合(先発17試合)に登板して5勝7敗・防御率6.80・56奪三振の成績を残した。オフの11月2日にFAとなった。この年限りで現役引退[4]。
引退後は故郷のアイダホ州で不動産関係の仕事をしている[8]。
選手としての特徴
主に先発として起用され、オーバースローから最速151km/h、平均143.6km/hのフォーシーム、平均124.9km/hのカーブ、平均135.7km/hのチェンジアップの3球種を主体とする本格派投手で、その他に平均133.5km/hのスライダー、平均143.7km/hのツーシームなどを持ち球とする[9]。
- ^ Eric Stephen (2011年11月18日). “Dodgers Add Five To 40-Man Roster Before Rule 5 Draft”. Los Angeles 2013年12月29日閲覧。
- ^ “Dodgers place Billingsley on DL”. MLB.com Dodgers Press Release. (2013年4月21日) 2013年12月29日閲覧。
- ^ “Scores for Jun 3, 2013”. ESPN MLB. (2013年6月3日) 2013年12月29日閲覧。
- ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年9月25日閲覧。
- ^ “新外国人選手(スティーブン・ファイフ投手)との選手契約についてのお知らせ”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト (2017年6月17日). 2017年6月18日閲覧。
- ^ “埼玉西武ライオンズ選手契約について”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト (2017年10月18日). 2017年10月18日閲覧。
- ^ “自由契約選手”. 日本野球機構. 2017年10月25日閲覧。
- ^ “Utes Insider – Stephen Fife, former Utah pitcher who played 11 years in professional baseball”. University of Utah Athletics (2020年7月14日). 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Stephen Fife Pitch Data”. The Baseball Cube. 2017年7月25日閲覧。
- ^ “西武 3連勝 ファイフが来日初勝利 ロッテは借金30に”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2017年7月12日) 2017年7月13日閲覧。
- 1 スティーブン・ファイフとは
- 2 スティーブン・ファイフの概要
- 3 詳細情報
- 4 脚注
- スティーブン・ファイフのページへのリンク