スカルマン
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実写ドラマ
スカルマン〜闇の序章〜 | |
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ジャンル | ホラー |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 酒井雅秋 |
演出 | 冨士川祐輔 |
出演者 |
鈴木亜美 細川茂樹 平賀雅臣 伊藤慎 |
声の出演 | 川澄綾子 |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
オープニング |
TOKIO「ひかりのまち」(放送版) 作曲:鷺巣詩郎(DVD版) |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
話数 | 1 |
製作 | |
プロデューサー | 木村達昭 |
制作 | フジテレビ |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送期間 | 2007年4月21日 |
放送時間 | 26:00 - 26:30 |
放送分 | 30分 |
2007年4月21日26時00分 - 26時30分に、アニメ版の前夜祭的イベントとして単発実写ドラマ『スカルマン〜闇の序章〜』がフジテレビにて放送された。東海テレビではその翌週5月4日27時40分 - 28時10分に放送され、この回のみスポンサー無し。関西テレビ・BSフジでは放送されなかった。
アニメ版のプロモーション用に制作されたスーツが好評だったため企画されたもの[4]。オープニング映像は実写とイラストを組み合わせたものになっている。スカルマンのスーツはプロモーション用のものをほぼそのままの形で使用(マスクのみ視界を確保するため新造)。プロモーション時のモデルの体型に合わせて作られたもので、アクションを想定していなかったため非常に動きにくく、「これを着てもアクションができるスーツアクター」という理由で伊藤慎が起用されたという経緯がある。
本作品では背景をすべてCGで表現しており、アニメチックな世界で実在する役者が演技するという特殊な雰囲気が作り出されている。この演出を実現するためにクロマキー処理を必要とすることから、撮影は全編グリーンバックだけのスタジオで行われた。そのため、俳優陣は実体の無い舞台を頭に浮かべながら演技しなければならず、細川茂樹は雑誌のインタビューでその苦労を語っている。
登場人物
- 高明寺 倫子(こうみょうじ みちこ)
- 演:鈴木亜美、稲垣鈴夏(幼い頃)
- 大伴製薬に勤務するオフィスガール。白鈴會の信者であり(ただし、劇中ではこの点について言及されてはいない)、幼少時代に起きた両親の自殺がきっかけで入信したと思われる。職場を同じくする弘志と結婚を間近に控えた幸福の反動か、悪夢にうなされる日々を送っていた。
- 実は自身も知らないうちにGRO(獣人)へと改造されており、絶命寸前の弘志に白鈴會のペンダントを外された結果、トカゲ型の獣人に変貌。感情の赴くままに白鈴會のエージェントたちを全滅させるも、突如現れたスカルマンによって激闘の末に倒されてしまう。そして彼女の死ぬ間際、その眼前には微笑みかける弘志の幻があった。
- 小角 弘志(こずみ ひろし)
- 演:細川茂樹
- 大伴製薬の研究員。婚約者である倫子に、ある提案を持ち出す。
- 実はとある組織と接触しており、組織にガ號計画の計画書とGROである倫子を売り込もうと画策。倫子と共に計画書を強奪するが、以前からその行動をマークしていた白鈴會のエージェントたちに追い詰められてしまう。そして苦渋の末に降伏するも、背後から何者かの狙撃を受け致命傷を負い、倫子のペンダントを引きちぎり息絶えてしまった。
- スカルマン
- スーツアクター:伊藤慎[5]
- 倫子の悪夢に出現する、髑髏を模した仮面の者。その正体は完全なる謎に包まれている。
※以下、劇中での役名表記無し。
- 白鈴會エージェント隊長
- 演:平賀雅臣
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 脚本 - 酒井雅秋
- 音楽 - 鷺巣詩郎
- オープニングテーマ - TOKIO「ひかりのまち」
- 挿入曲 - Chocolove from AKB48「明日は明日の君が生まれる」
- アクション監督 - 横山誠
- 特殊造形 - 品田冬樹
- スカルマンデザイン - 出渕裕
- スカルマンコスチューム制作 - 竹田団吾
- 制作協力 - スカルマン製作委員会(ジェネオンエンタテインメント、フジテレビジョン、ボンズ、東洋化成、石森プロ)
- プロデュース - 伊藤幸弘
- プロデューサー - 木村達昭
- 演出 - 冨士川祐輔
- 制作・著作 - フジテレビ
DVDでは「ひかりのまち」「明日は明日の君が生まれる」は使われず、オープニングは鷺巣詩郎の曲に差し替えられている。
- ^ 第1弾は永井豪、第2弾は旭丘光志。
- ^ 変身ヒーロー画集 2004, pp. 54、84.
- ^ 漫画作品『仮面ライダーをつくった男たち』ではスポンサーサイドは年配者が多く、骸骨が縁起が悪いと敬遠された。
- ^ 『宇宙船YEAR BOOK 2007』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日、8頁。ISBN 978-4-257-13096-3。
- ^ 劇中におけるセリフは無し。
- ^ アニメ版からの特別出演。
- ^ 武器やバイクの名称はいずれも設定のみ。
- ^ 『イナズマン』に登場する超能力を持った人類を指す用語。
- ^ 蟹型のメカ(他にも海棲生物を基にしたメカ)は、『キカイダー01』など、多くの石ノ森作品に登場している。
- ^ この口元を密封するヘルメットの仕掛けは島本版が元になっている。
- ^ 本編映像上のタイトル表記は「闇よ、わが手を取りたまえ」
- ^ 第十三夜「黒い寓話」とエピローグ「愛しきものは全て去りゆく」の二部構成
- ^ 放送時間は一定しておらず、アニメ誌等では放送開始後も「深夜」としか書かれていない。本来の基本放送時間は25:45 - 26:15となっているが、実際にその時間に放送されたのは第四夜、第九夜、第十二夜の3回のみであった。
- ^ 一部のエピソードは配信前に単行本で先行公開されていた。
- ^ a b c d e 変身ヒーロー画集 2004, p. 85
- ^ 変身ヒーロー画集 2004, p. 79.
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