グローブヤモリ グローブヤモリの概要

グローブヤモリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/06 15:58 UTC 版)

グローブヤモリ
グローブヤモリ Chondrodactylus angulifer
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: グローブヤモリ属 Chondrodactylus
: グローブヤモリ C. angulifer
学名
Chondrodactylus angulifer
Peters, 1870
和名
グローブヤモリ
英名
Whorled sand gecko

分布

ナミビアボツワナ南アフリカ共和国[1]

形態

全長15-18センチメートル。吻端は丸くて短い。体色は薄いオレンジ色から赤褐色と変異が大きく、暗色の網目が入ることもある。雌雄間でも体の模様に違いがあり、オスの背部には複数の白い斑点が見られる[2]

和名の通り、指が太くグローブのような形状に見え[2]、接地面を広げることで砂に足を取られることなく歩くことができる。また、地面に穴を掘るのにも適している。

亜種

  • Chondrodactylus angulifer angulifer Peters, 1870 Whorled sand gecko
  • Chondrodactylus angulifer namibiensis Haacke, 1976 ナミブグローブヤモリ Namibien sand gecko

生態

砂漠に生息する。夜行性で、昼間は地面に穴を掘りその中で休む。

食性は動物食で昆虫類節足動物、小型爬虫類を食べる。

繁殖形態は卵生で1回に2個ずつの卵を数回に分けて産む。

ペットの流通

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通する多くは基亜種C.a.anguliferで、稀に亜種C.a.namibiensisが見られる[2]。流通量が少なく入手はやや困難だが、極めて丈夫で飼育は容易である[2]。基本的に乾燥を好み、生体の水分補給は壁面への霧吹きか、餌から摂取できる水分で問題ない[2]。気性が荒い面があるので、扱いに気をつける[2]

参考文献

  • 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』 エムピージェー、2010年、105頁。ISBN 978-4-904837-00-9
  • 海老沼剛『見て楽しめる爬虫類・両生類フォトガイド ゲッコーとその仲間たち』 誠文堂新光社、2014年、28頁。ISBN 978-4-416-61470-9

関連項目


脚注
[ヘルプ]
  1. ^ 海老沼剛『見て楽しめる爬虫類・両生類フォトガイド ゲッコーとその仲間たち』 誠文堂新光社、2014年、28頁。
  2. ^ a b c d e f 冨水明『新版 可愛いヤモリと暮らす本 レオパ&クレス』 エムピージェー、2010年、105頁。


「グローブヤモリ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グローブヤモリ」の関連用語

1
10% |||||

グローブヤモリのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グローブヤモリのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグローブヤモリ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS