クリス・マッキャロン クリス・マッキャロンの概要

クリス・マッキャロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/04 16:01 UTC 版)

略歴

マサチューセッツ州ボストン出身。馬を怖がっていたこともあり17歳までは馬に跨ったこともなかったが[1]騎手だった兄グレッグの指導を受け騎手となった。1974年アメリカ東海岸メリーランド州でデビューすると年間546勝のワールドレコードを樹立[2]エクリプス賞最優秀見習騎手を受賞した。翌年も468勝で全米最多勝ジョッキーを獲得すると[2]1977年西海岸カリフォルニア州に拠点を移してケンタッキーオークスに初勝利(通算3勝)。1980年には戦後4人目の勝ち鞍・収得賞金両部門のトップに輝き[2]、エクリプス賞最優秀騎手賞とジョージ・ウルフ記念騎手賞を受賞した。

ブリーダーズカップクラシック5勝を含むブリーダーズカップ9勝、アメリカ三冠競走を6勝した。

1988年第八回ジャパンカップペイザバトラーで勝利。翌年第九回も同馬で三着 1989年にはアメリカ競馬殿堂入りを果たしている。

28年間の騎乗で通算34,239戦7,141勝、獲得賞金は約2億6400万ドルであった。2002年6月に引退した。

2003年には映画シービスケットの技術顧問、レーシングデザイナーおよび俳優として携わった。同年にはマグナ・エンターテインメント社の副社長とサンタアニタパーク競馬場ゼネラルマネージャーに就任した。

2005年1月にサンタアニタパーク競馬場を退職した後、同年7月にはアメリカ初となる騎手学校を開く予定であると発表した。ケンタッキー州レキシントンのケンタッキー・ホース・パークにおいて2006年12月に開校した。

主な騎乗馬

出典


  1. ^ 『優駿』1988年12月号 104頁
  2. ^ a b c 『優駿』1988年12月号 103頁


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