キュベレイ 関連機体

キュベレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 09:53 UTC 版)

関連機体

G-3

諸元
G-3(ゲ・ドライ、ゲー・ドライ、ゲイ・ドライ、ゲイドライ)
型式番号 MAN-07G (MAN-010、MSN010 G-3)
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビーム・ガン / ビーム・サーベル×2
ファンネル×多数
球状メガ粒子砲×12
肩部メガ粒子砲×2
搭乗者 ハマーン・カーン

近藤和久の漫画『機動戦士Ζガンダム』に登場した独自デザインのキュベレイを源流とした機体。『ガンダムエース』2020年2月号に掲載された『G-3立体化への道』(近藤和久)の中で、作者自身により一連の機体のデザイン経緯が語られている。

『G-3立体化への道』によれば、漫画『機動戦士Ζガンダム』の終盤期はアニメ制作側からの資料提供が滞るようになっており、キュベレイという名のハマーン・カーンが乗るNT専用機が登場することは伝えられていたものの、締め切り間際になってもデザイン画が届かなかったため、代わりに届いたラフ画をもとに独自のアレンジを行い、『Ζガンダム』の象徴であるトランスフォームシステムを盛り込んだものを登場させた。

その後、『モデルグラフィックス』3月号別冊「ガンダムウォーズ・プロジェクトゼータ」で漫画版キュベレイを更にアレンジした機体のイラストを掲載し、その解説内でAMX-004 QUBELEYの別名としてG-3の名が登場している。

同作者の漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』では、キュベレイとは完全に別機体であるG-3として、さらなるアレンジを加えて登場している。

同じ名称で複数の姿形が提示されているが、共通点はエルメス直系の後継機で、脚部と肩のバインダーをたたむことでステルス性と機動性を備えたMA形態を取れるNT専用可変機であること。

模型情報』に掲載された近藤のメカニックページ(バンダイ版『機動戦士ガンダム MS戦記』に再録[49])においては、名前のGは、ニュータイプ部隊の呼称がゲスペンステル・クルツベ(ドイツ語で亡霊部隊の意)だからであり、エルメスをコンパクトにしたのがゲイ・ツヴァイ(キュベレイ)で、さらにそれを重武装にしたのがゲイドライとされている。一方『ジオンの再興』では、ゲイ・ツヴァイは大きさが問題となり計画段階でキャンセルされた、とされている。

機体各所に備えられた多数の球状メガ粒子砲(12門)、両肩のメガ粒子砲(2門)、そして多数のファンネルを搭載する。なお、『ジオンの再興』における設定としてファンネルをミサイルのような誘導兵器として使えること(ファンネルミサイル)と、一般兵向けにファンネルを撤廃したボマータイプの存在が追記されていた。 目次に戻る


ディマーテル

諸元
ディマーテル
DEMETER
型式番号 AMX-114[16]
全高 28.5m[16]
頭頂高 21.4m[16]
本体重量 42.72t[16]
全備重量 77.7t[16]
装甲材質 ガンダリウム・コンポジット[16]
出力 2,370kW[16]
推力 30,800kg×3[16]
総推力:92,400kg[16]
武装 ビーム・サーベル
(ビーム・ガン兼用)×2[16]
ファンネル×30[16]
搭乗者 ハマーン・カーンを名乗る女性

漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場。メカニックデザインは倉持キョーリュー。

サイド2のコロニー「オリンポス」を襲撃するネオ・ジオン残存艦隊の所属機。パイロットは半年前に戦死したはずのハマーン・カーンを名乗る女性。名称はギリシャ神話に登場する豊穣の女神デメテルに由来し[16]、ハマーンは本機を「赤のグリモア」と呼ぶ。

頭部などにキュベレイの面影があるものの、体型はより細身で女性らしく、塗装は薄いピンクを基調としている。キュベレイの特徴である肩アーマーをもたない代わりに、背部にファンネル・ポッド兼用のブースターを3基接続している[16]

武装はキュベレイのものと同出力(1.3メガワット)のファンネル30基と、ビーム・ガン兼用のビーム・サーベル2基[16]目次に戻る


注釈

  1. ^ キュベレイのラフスケッチには、「エルメスの発展型にしてやりたいのですがどうでしょうか?」「ランドセルの中に色々な武器やビットがつまっている」「モノアイは2つ」などといった機体デザインやコンセプトについての書き込みがある[7]
  2. ^ ボークスウェーブによるガレージキット発売時にも、バインダー内部にはそれぞれの原型師の解釈によるディテールが造形されてはいた。
  3. ^ 当初の設定ではMMS-3だったが[12]、その後AMX-004に変更された。また、型式番号についてはガザC#設定の変遷も参照のこと。
  4. ^ ただし英文表記のスペルは異なる。
  5. ^ 肩部にネオジオンが開発した試験段階のミノフスキークラフトが内蔵されているものの、何らかの問題があったとする資料もある[24]。しかし、資料によってMS用のミノフスキークラフトはU.C.0100年代初頭においてもまだ試作段階としている[25]
  6. ^ アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』で、キュベレイMk-IIが大気圏突入しても燃え尽きないなど、高い耐久力を持っている。
  7. ^ 『ガンダムΖΖ』において、キュベレイMk-IIの2号機が、大気圏突入の際に突入姿勢を安定させるため、バインダー基部を自らファンネルで破壊し、放棄するシーンが存在する。
  8. ^ 「25メートルを超える」とする資料もある[29]
  9. ^ ただし、前述の通り従来の設定では「ファンネル」という名称はのちのキュベレイの遠隔誘導端末が「漏斗」に似ていることから付けられたものである。
  10. ^ 外部からのコントロール機能は3号機に搭載されているとした資料もみられる[35]

出典

  1. ^ 『The Five Star Stories OUTLINE』角川書店、2001年12月、104頁。ISBN 9784048534635
  2. ^ a b c d 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、82-85頁。
  3. ^ a b 『機動戦士ガンダムエピソードガイド Vol.3』角川書店、1999年12月、151頁。ISBN 978-4048530705
  4. ^ a b 『『機動戦士Ζガンダム メモリアルBOX(レーザーディスク)』1巻 付属ブックレット』バンダイ、1994年、16頁。
  5. ^ 『コミックボンボン緊急増刊 機動戦士Zガンダムを10倍楽しむ本 綴じ込みピンナップ』講談社、1985年1月、9頁。ISBN 9784063671919
  6. ^ 『月刊アニメック』ラポート、1985年10月、39-70頁。
  7. ^ 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』大日本絵画、1996年、21頁
  8. ^ 富野由悠季『機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、表紙。ISBN 978-4062026147
  9. ^ 『機動戦士Zガンダムヒストリカ 第09巻 OFFICIAL FILE MAGAZINE』講談社、2005年11月、29頁。ISBN 9784063671919
  10. ^ 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、付録ポスター。
  11. ^ PSO2EP2DXサイト 2014.
  12. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、104頁。
  13. ^ a b c d e f g h i 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、117頁。
  14. ^ a b c HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月。
  15. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、88頁。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『ガンダムエース』2018年5月号、KADOKAWA、36-37頁。
  17. ^ a b c 「プロジェクトファイル Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2016年9月 70-71頁。(ISBN 978-4797386998)
  18. ^ モビルスーツ・イン・アクション キュベレイ』バンダイ、2002年7月、付属データカード。
  19. ^ a b c d e f 「マスターグレード AMX-004 キュベレイ」バンダイ 2001年8月 組立説明書参照
  20. ^ DCΖ下 1997, p. 30-31.
  21. ^ ラポートDXΖ 1986, p. 73.
  22. ^ プラモデル『HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月
  23. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー AMX-004 キュベレイ - REVIVE」バンダイ 2015年12月 組立説明書参照
  24. ^ a b 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、212-213頁。ISBN 4751101609
  25. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』角川書店、1989年2月28日、154頁。(ISBN 4-04-410131-0
  26. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、181頁。ISBN 4751101609
  27. ^ 『大人の機動戦士ガンダム大図鑑』マガジンハウス、2014年8月、66頁。ISBN 978-4838789382
  28. ^ 富野由悠季『機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、口絵。ISBN 978-4062026147
  29. ^ a b c d 『SDガンダム GGENERATION-F.I.F パーフェクトガイド+MS名鑑』ソフトバンク パブリッシング、2001年7月、192頁。ISBN 4797316985
  30. ^ a b c d e f g h i j k l 『電撃ホビーマガジン』2000年9月号、メディアワークス、87頁。
  31. ^ 「機動戦士ガンダム モビルスーツ大図鑑【宇宙世紀編】Vol.3」『月刊ホビージャパン』2019年12月号、付録冊子、72頁。
  32. ^ a b c 『SDガンダム GGENERATION-F データブック2 MSコレクション』ソニー・マガジンズ、2000年9月、129頁。ISBN 478971604X
  33. ^ a b 「GAME'S MsV」#96 / 「月刊ガンダムエース」2010年11月号、491頁。
  34. ^ a b c d e f g h i j HGUC AMX-004-2 キュベレイMk-II』説明書、バンダイ、2000年6月。
  35. ^ a b c d e 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、277頁。ISBN 978-4-06-375795-8
  36. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、132頁。ISBN 4-89189-018-5
  37. ^ 『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第17号、デアゴスティーニ・ジャパン、2019年5月28日、8頁。
  38. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、5頁。
  39. ^ ZEONOGRAPHY #3013 キュベレイMk-II(量産型キュベレイ)』バンダイ、2007年4月、商品パッケージ。
  40. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、11頁。
  41. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、15頁。
  42. ^ a b c d e f g h i j k l 『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』学習研究社、1987年3月、98-99頁。
  43. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月、1988年12月(新装版)、40頁。(ISBN 978-4499205269)
  44. ^ 昼MS量産型キュベレイ 2021.
  45. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、41頁。
  46. ^ 『データコレクション6 機動戦士ガンダムΖΖ』メディアワークス、1997年12月、61頁。ISBN 978-4840207577
  47. ^ a b 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.3 ネオ・ジオン編』角川書店、1999年12月、62頁。ISBN 4048530704
  48. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック3 機動戦士ガンダムΖΖ』2000年7月、225頁。ISBN 4751102079
  49. ^ バンダイ版『機動戦士ガンダム MS戦記』170ページ。メディアワークス版には収録されていない。






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