キュベレイ 試作機

キュベレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 09:53 UTC 版)

試作機

プロトタイプ・キュベレイ

諸元
プロトタイプ・キュベレイ
PROTOTYPE QUBELEY
型式番号 AMX-001[29] / MSN-08[29]
頭頂高 約25m[30] / 25m[31][注 8]
重量 不明[30]
装甲材質 不明[30]
武装 ビーム・サーベル[30]
メガ粒子砲×2[32] / ビーム・ライフル[30]
ファンネル

ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』で設定された。デザインは近藤和久

アクシズで宇宙世紀0080年代前半に開発された機体[30]。来たるべき地球侵攻作戦のために、フラナガン機関のスタッフが提出した「エルメスのMS化」というプランのもと[30]、同機関の技術陣によって開発される[32]。エルメスのビットを改良した「ファンネル」[注 9]を搭載、これは地上でも運用が可能であり[30]エネルギーCAPを採用し[29]、ファンネルコンテナでの待機および再充電によりパイロットへの負担軽減とともに連続使用が可能となっている[30]。ただし、さほど小型化はされておらず、搭載数は6基と少なくなっている[30]。サイコミュも小型化が難航し、MSとしては大型となっているが、AMBAC作動肢によって大推力のエルメスと同等の機動性を維持している[30]

武装はビーム・サーベルと両前腕部を展開して現れるメガ粒子砲。同フラナガン製のシュネー・ヴァイスガザレロと異なり、MSとしての火力も充実させる予定だった[33]。火力や機動性は申し分ないが、NT専用機としての完成形を目指してさらなる改良が進められ[32]、続けて開発された「未完成キュベレイ」と呼ばれる機体にそのコンセプトが受け継がれた[33]

塗装は、リアル等身の設定画では水色を基調としているが[30]、ゲーム中のグラフィックではエルメスに近い緑色となっている。

劇中での活躍
近藤による漫画『機動戦士ガンダム バニシングマシン』にも登場。設定が一部変更されており、一年戦争末期にジオン公国軍によって計画された機体とされる(ただし型式番号はAMX-001)。可変MAの先駆けとされるが、その機構は手足を折り曲げ、首を縮める程度のものである。遠隔誘導端末も「ファンネル」ではなく「ビット」と呼ばれる。胸部バルカン砲2門が明記され、前腕部のメガ粒子砲は「メガビーム砲」と呼ばれる。さらに、腕部マニピュレーター中央にハンドビームを内装する。
北爪宏幸による漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、アクシズが地球圏へ向かう間に、ハマーンの「サイコミュ兵器を搭載したMSの開発」との依頼により完成するものの、ハマーン自身による運用テストの結果、機体のサイズなどを理由に採用を却下される。

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注釈

  1. ^ キュベレイのラフスケッチには、「エルメスの発展型にしてやりたいのですがどうでしょうか?」「ランドセルの中に色々な武器やビットがつまっている」「モノアイは2つ」などといった機体デザインやコンセプトについての書き込みがある[7]
  2. ^ ボークスウェーブによるガレージキット発売時にも、バインダー内部にはそれぞれの原型師の解釈によるディテールが造形されてはいた。
  3. ^ 当初の設定ではMMS-3だったが[12]、その後AMX-004に変更された。また、型式番号についてはガザC#設定の変遷も参照のこと。
  4. ^ ただし英文表記のスペルは異なる。
  5. ^ 肩部にネオジオンが開発した試験段階のミノフスキークラフトが内蔵されているものの、何らかの問題があったとする資料もある[24]。しかし、資料によってMS用のミノフスキークラフトはU.C.0100年代初頭においてもまだ試作段階としている[25]
  6. ^ アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』で、キュベレイMk-IIが大気圏突入しても燃え尽きないなど、高い耐久力を持っている。
  7. ^ 『ガンダムΖΖ』において、キュベレイMk-IIの2号機が、大気圏突入の際に突入姿勢を安定させるため、バインダー基部を自らファンネルで破壊し、放棄するシーンが存在する。
  8. ^ 「25メートルを超える」とする資料もある[29]
  9. ^ ただし、前述の通り従来の設定では「ファンネル」という名称はのちのキュベレイの遠隔誘導端末が「漏斗」に似ていることから付けられたものである。
  10. ^ 外部からのコントロール機能は3号機に搭載されているとした資料もみられる[35]

出典

  1. ^ 『The Five Star Stories OUTLINE』角川書店、2001年12月、104頁。ISBN 9784048534635
  2. ^ a b c d 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、82-85頁。
  3. ^ a b 『機動戦士ガンダムエピソードガイド Vol.3』角川書店、1999年12月、151頁。ISBN 978-4048530705
  4. ^ a b 『『機動戦士Ζガンダム メモリアルBOX(レーザーディスク)』1巻 付属ブックレット』バンダイ、1994年、16頁。
  5. ^ 『コミックボンボン緊急増刊 機動戦士Zガンダムを10倍楽しむ本 綴じ込みピンナップ』講談社、1985年1月、9頁。ISBN 9784063671919
  6. ^ 『月刊アニメック』ラポート、1985年10月、39-70頁。
  7. ^ 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』大日本絵画、1996年、21頁
  8. ^ 富野由悠季『機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、表紙。ISBN 978-4062026147
  9. ^ 『機動戦士Zガンダムヒストリカ 第09巻 OFFICIAL FILE MAGAZINE』講談社、2005年11月、29頁。ISBN 9784063671919
  10. ^ 『ZGUNDAM A (ゼータガンダムエース)』角川書店、2005年7月、付録ポスター。
  11. ^ PSO2EP2DXサイト 2014.
  12. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、104頁。
  13. ^ a b c d e f g h i 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、117頁。
  14. ^ a b c HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月。
  15. ^ 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART2』近代映画社、1986年1月、88頁。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『ガンダムエース』2018年5月号、KADOKAWA、36-37頁。
  17. ^ a b c 「プロジェクトファイル Ζガンダム」ソフトバンククリエイティブ 2016年9月 70-71頁。(ISBN 978-4797386998)
  18. ^ モビルスーツ・イン・アクション キュベレイ』バンダイ、2002年7月、付属データカード。
  19. ^ a b c d e f 「マスターグレード AMX-004 キュベレイ」バンダイ 2001年8月 組立説明書参照
  20. ^ DCΖ下 1997, p. 30-31.
  21. ^ ラポートDXΖ 1986, p. 73.
  22. ^ プラモデル『HGUC AMX-004 キュベレイ』説明書、バンダイ、1999年9月
  23. ^ 「ハイグレードユニバーサルセンチュリー AMX-004 キュベレイ - REVIVE」バンダイ 2015年12月 組立説明書参照
  24. ^ a b 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、212-213頁。ISBN 4751101609
  25. ^ 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』角川書店、1989年2月28日、154頁。(ISBN 4-04-410131-0
  26. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック2 機動戦士Ζガンダム Part2』1999年6月、181頁。ISBN 4751101609
  27. ^ 『大人の機動戦士ガンダム大図鑑』マガジンハウス、2014年8月、66頁。ISBN 978-4838789382
  28. ^ 富野由悠季『機動戦士Zガンダム 第四部 ザビ家再臨』講談社、1986年1月、口絵。ISBN 978-4062026147
  29. ^ a b c d 『SDガンダム GGENERATION-F.I.F パーフェクトガイド+MS名鑑』ソフトバンク パブリッシング、2001年7月、192頁。ISBN 4797316985
  30. ^ a b c d e f g h i j k l 『電撃ホビーマガジン』2000年9月号、メディアワークス、87頁。
  31. ^ 「機動戦士ガンダム モビルスーツ大図鑑【宇宙世紀編】Vol.3」『月刊ホビージャパン』2019年12月号、付録冊子、72頁。
  32. ^ a b c 『SDガンダム GGENERATION-F データブック2 MSコレクション』ソニー・マガジンズ、2000年9月、129頁。ISBN 478971604X
  33. ^ a b 「GAME'S MsV」#96 / 「月刊ガンダムエース」2010年11月号、491頁。
  34. ^ a b c d e f g h i j HGUC AMX-004-2 キュベレイMk-II』説明書、バンダイ、2000年6月。
  35. ^ a b c d e 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、277頁。ISBN 978-4-06-375795-8
  36. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、132頁。ISBN 4-89189-018-5
  37. ^ 『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第17号、デアゴスティーニ・ジャパン、2019年5月28日、8頁。
  38. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、5頁。
  39. ^ ZEONOGRAPHY #3013 キュベレイMk-II(量産型キュベレイ)』バンダイ、2007年4月、商品パッケージ。
  40. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、11頁。
  41. ^ 『MG 1/100 キュベレイMk-II(プルツー専用機)』バンダイ、2004年2月、組立説明書、15頁。
  42. ^ a b c d e f g h i j k l 『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』学習研究社、1987年3月、98-99頁。
  43. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月、1988年12月(新装版)、40頁。(ISBN 978-4499205269)
  44. ^ 昼MS量産型キュベレイ 2021.
  45. ^ a b c 『ニュータイプ100%コレクション7 機動戦士ガンダムΖΖ』角川書店、1987年10月、41頁。
  46. ^ 『データコレクション6 機動戦士ガンダムΖΖ』メディアワークス、1997年12月、61頁。ISBN 978-4840207577
  47. ^ a b 『機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.3 ネオ・ジオン編』角川書店、1999年12月、62頁。ISBN 4048530704
  48. ^ 『旭屋出版アニメ・フィルムブック3 機動戦士ガンダムΖΖ』2000年7月、225頁。ISBN 4751102079
  49. ^ バンダイ版『機動戦士ガンダム MS戦記』170ページ。メディアワークス版には収録されていない。






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