カップリング (同人) 表記方法

カップリング (同人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 14:35 UTC 版)

表記方法

恋愛の対象となる二人のキャラクターを「キャラクターA×キャラクターB」、または「[Aの略称][Bの略称]」などと表記する。しばしば間の「×」は省略される。×の前に記されるキャラクターの事を攻めと呼び、×の後のキャラクターの事は受けと呼ぶ。前述した例を元にするとキャラクターAは攻め、キャラクターBは受けとなる[3][4]

その他の表記

カップリングの内容をより細かく表すため、以下のような記号も用いられる。

A×B×A
攻め受けの立場が場合によって逆転する、いわゆる「リバーシブル」なカップリングであることを指す[5]
A+B(A&B)
AとBの友情関係を指す。
A→B
AがBに対して一方的に恋愛感情を抱いている関係、つまり片思いであることを指す[6]

どんな攻めであるか、どんな受けであるかという具体的な性格・ポジション・属性の説明は「○○攻め」あるいは「○○受け」などという言葉で形容される(ヘタレ攻め、年下攻め、眼鏡攻め、主人公受け、誘い受け、強気受けなど)。

用語

逆カップリング
あるカップリングに対して攻め受けが逆転したカップリング(A×Bに対してのB×Aのこと)[7]
リバーシブル(リバ)
攻め受けの立場が場合によって逆転するカップリング(A×BになったりB×Aになったりすること)。
公式カップリング
原作ですでに恋仲であるキャラクター同士のカップリングのこと。
総攻め/総受け
相手にかかわらず常に攻め/受けとなるキャラクターのこと。

脚注

関連項目

外部リンク


  1. ^ 漫画アニメコンピュータゲームなどの登場人物であることが多いが、オリジナルのキャラクターであったり、実在の人物であることもある。本項において便宜的にキャラクターと総称する。
  2. ^ 海外のオタクの間で繰り広げられる「キャラクターのカップリング論争」が過熱して問題になっている”. Gigazine (2018年10月7日). 2021年5月24日閲覧。
  3. ^ 異性愛のカップリングで女性が能動的な場合は女性を攻めとして表記する場合もある。
  4. ^ 百合のカップリングでは、攻め・受けを明確に区別しないことがあるため、必ずしもこの限りではなく、×の後に攻めのキャラクターが表記される場合もある。
  5. ^ 渡辺由美子 (フリーライター) 「青少年漫画から見る「やおい」」『ユリイカ』2007年6月臨時増刊号、76頁。
  6. ^ 金田淳子 「ヤオイ・イズ・アライブ わかりたいあなたのための、やおいマンガ・マップ」『ユリイカ』 2006年1月号、169頁。
  7. ^ 野火ノビタ 『大人は判ってくれない―野火ノビタ批評集成』 日本評論社、2003年、235頁。ISBN 978-4535583672


「カップリング (同人)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カップリング (同人)」の関連用語











カップリング (同人)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カップリング (同人)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカップリング (同人) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS