エヴリタニア県 歴史

エヴリタニア県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:11 UTC 版)

歴史

エヴリタニア県の地域は、紀元前6000年から紀元前5000年頃に、初めて人間が居住し始めた。この地域はやがて共和政ローマの領土に組み込まれ、ローマ帝国の東西分裂後は、東ローマ帝国の統治領となった。一時はフランス人に支配されたが、その後エピロス専制公国に編入され、オスマン帝国に併合された。この時、東部と南部はオスマン帝国の直接統治となったが、アグラファ山脈周辺の地域は、征服が困難であったために、自治権を与えられて支配下に入る形となった。その400年後のギリシャ独立戦争の結果、この地域はギリシャ王国の領土となった。今まで貧しかったこの地域の経済は、それから急激に成長し始めた。第二次世界大戦ギリシャ内戦を経て、1940年代末にようやくこの地域に平和が戻り、経済は復活した。また、農村部の人口が都市に流出し始めたのも、この頃であった。

1947年、エトリア=アカルナニア県から分割されて、エヴリタニア県が成立した。

1950年代に入ると、電気ラジオ放送、道路などが整備された。1990年代にはインターネットが普及した。

社会

人口

2001年の国勢調査によれば、エヴリタニア県の人口はギリシャ全土でレフカダ県に次いで少なかった。人口密度においても、グレヴェナ県に次ぐ稀薄さを示していた。

行政区画

エヴリタニア県

市(ディモス)

エヴリタニア県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。

自治体名 綴り 政庁所在地 面積 Km² 人口
1 カルペニシ Καρπενήσι カルペニシ  (el 948.5 18,449
2 アグラファ英語版 Άγραφα アグラファ  (el 924.1 13,604

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

エヴリタニア県の旧自治体(2010年まで)

カリクラティス改革(2010年)以前の広域自治体(ノモス)としてのエヴリタニア県は、以下の11の基礎自治体(ディモス)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

番号 デモス ギリシャ語 政庁所在地 郵便番号 人口(2001年)
1 カルペニシ Καρπενήσι カルペニシ 361 00 9,390
2 アグラファ Άγραφα アグラファ 360 73 3,707
3 アペランディア Απεραντία グラニツァ 360 72 3,213
4 アスプロポタモス Ασπροπόταμος ラプトプロ 360 70 2,729
5 ドムニスタ Δομνίστα クリケロ 360 76 2,163
6 ヴィニャニ Βίνιανη ケラソホリ 360 71 1,438
7 クティメニア Κτημένια アヤ・トリアダ 360 80 1,168
8 ポタミア Ποταμιά メガロ・ホリオ 360 75 1,933
9 プルソス Προυσσός プルソス 360 74 2,253
10 フルナ Φουρνά フルナ 360 80 1,542
11 フラギスタ Φραγκίστα ディティキ・フラギスタ 360 71 2,533

交通

  • 国道38号線









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