アレックス・シブタニ アレックス・シブタニの概要

アレックス・シブタニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 13:43 UTC 版)

アレックス・シブタニ
Alex Shibutani
2011年四大陸選手権のアレックス(左はマイア)
選手情報
生年月日 (1991-04-25) 1991年4月25日(32歳)
代表国 アメリカ合衆国
出生地 マサチューセッツ州ボストン
親族 マイア・シブタニ (妹)
身長 182 cm
体重 74 kg
パートナー マイア・シブタニ
コーチ マリナ・ズエワ
マッシモ・スカリ
オレグ・エプスタイン
ジョニー・ジョンズ
元コーチ アドリアンヌ・レンダ
イーゴリ・シュピリバンド
振付師 小西北斗
マリナ・ズエワ
マッシモ・スカリ
ピーター・チェルニシェフ
元振付師 アレックス・ウォン
コーキー・バラス
イーゴリ・シュピリバンド
マウリツィオ・マルガリオ
オレグ・エプスタイン
トラヴィス・ペイン
ステイシー・ウォーカー
所属クラブ アークティックFSC
ISUサイト バイオグラフィ
ISU パーソナルベストスコア
合計スコア 189.60 2017 四大陸選手権
ショートダンス 77.97 2016 GPファイナル
フリーダンス 115.26 2017 四大陸選手権
大会成績
主要国際大会 1 2 3
オリンピック 0 0 1
オリンピック団体戦 0 0 1
世界選手権 0 1 2
四大陸選手権 1 2 1
グランプリファイナル 0 0 2
世界ジュニア選手権 0 1 0
ジュニアGPファイナル 0 0 1
合計数 1 4 8
獲得メダル
フィギュアスケート
オリンピック
2018 平昌 アイスダンス
世界選手権
2011 モスクワ アイスダンス
2016 ボストン アイスダンス
2017 ヘルシンキ アイスダンス
四大陸選手権
2011 台北 アイスダンス
2015 ソウル アイスダンス
2016 台北 アイスダンス
2017 江陵 アイスダンス
グランプリファイナル
2016 マルセイユ アイスダンス
2017 名古屋 アイスダンス
世界ジュニア選手権
2009 ソフィア アイスダンス
ジュニアグランプリファイナル
2009 東京 アイスダンス
■テンプレート ■選手一覧 ■ポータル ■プロジェクト

2014年ソチオリンピック2018年平昌オリンピックアメリカ代表。2016年世界選手権2位。2016年四大陸選手権優勝。2018年平昌オリンピック銅メダリスト。

人物

父は日系2世のフルート奏者、母は日系1世のピアニスト。両親はかつて多くの音楽コンクールに出場したが、現在はプロのミュージシャンではない。兄妹の名前について、よく「マイア・ウソワ & アレクサンドル・ズーリンに由来するのか?」と尋ねられるが、実際は両親が「アレックス」という名前と「マイア」のスペリングが気に入っただけなのだという[1]。日系人だが、同じアメリカ代表の長洲未来とは異なり、日本語を喋ることが出来ない。

YouTubeチャンネルを設置しており、自身が撮影・編集した動画を投稿している[2]

経歴

マイアが3, 4歳、アレックスが7歳の時、父に連れられてスタンフォードのツインリンクに行った。2004年に兄妹でチームを結成し、アイスダンスを始めた。2007年初めからイーゴリ・シュピリバンドマリナ・ズエワの指導を受け始めた。のびのびした滑りと豊かな表現力には定評がある[1]

2008-2009シーズンにはJGPファイナルに出場。マイアは大会直前に足の小指の爪を割っており、痛みを抱えながらの演技だった[1]

2010-2011シーズンよりシニアへ移行。グランプリシリーズNHK杯スケートアメリカで3位となった。シニア1年目にグランプリシリーズの2大会でメダルを獲得したのは、アイスダンスでは彼らが初めてである[3]。また、全米選手権四大陸選手権では2位、世界選手権でも3位と好成績を収めた。

2011-2012シーズン、グランプリシリーズでは中国杯で2位、NHK杯で初優勝を飾った。初出場のグランプリファイナルではシーズンベストスコアを記録する演技を披露したが、表彰台には届かなった。SDのプログラムを変更して臨んだ全米選手権は2年連続で2位となり、四大陸選手権世界選手権の代表に選ばれる。しかし、四大陸選手権は自身が風邪で体調を崩し[4]、出場はしたもののメダルは逃した。

2012-2013シーズン、グランプリシリーズのロステレコム杯のFDの演技序盤に足を攣り、一時演技を中断したものの、最後まで滑りきり4位で競技を終えた。全米選手権は前年より順位を一つ落とし3位だった。

2013-2014シーズン、シーズン初戦のUSインターナショナルクラシックは首を捻ったために欠場[5]ソチオリンピックは9位、世界選手権は6位だった。

2014-2015シーズン、チャレンジャーシリーズの2試合で連勝し、シリーズの最高成績者となった。スケートアメリカでは2位となった。中国杯ではSD1位スタートだったが、グランプリシリーズでメダル獲得の経験がないガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組に逆転を許し2戦連続2位に終わった。

2015-2016シーズン、NHK杯で4シーズンぶりにグランプリシリーズで優勝する。グランプリファイナルは2年連続で4位。全米選手権ではSD、FD共に全ての要素でレベル4を獲得し初優勝した。2012年全米選手権以来4年ぶりにマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組に勝利した。四大陸選手権ではSD、FDともに自己ベストを更新し、総合得点で初めて180点を突破した。ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組に2011年NHK杯以来の勝利を収め、ISUチャンピオンシップス初優勝を飾った。世界選手権では銀メダルを獲得し、5年ぶりに表彰台に立った。

2016-2017シーズン、グランプリシリーズで初の連勝。グランプリファイナルは初表彰台となる3位。全米選手権では連覇を果たし、世界選手権では銅メダルを獲得した。

2018年の平昌オリンピックでは、アジア系の血筋をもつ選手として初めてのアイスダンスでのメダル獲得。


  1. ^ a b c d 『ワールド・フィギュアスケート 36』新書館、2009年2月、pp.64-65
  2. ^ 真央ちゃんにまた会える! 真夏の氷上の祭典、出演者制作の動画が人気
  3. ^ icenetwork.com”. 2012年2月15日閲覧。
  4. ^ Gold at last: Virtue, Moir finally beat Americans” (2012年2月12日). 2012年2月15日閲覧。
  5. ^ Lysacek, Shibutanis withdraw from U.S. Int'l Classic
  6. ^ 2013-2014 Program Announcement
  7. ^ 同書、p.9


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