アズマレイジンソウ 特徴

アズマレイジンソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 02:55 UTC 版)

特徴

は直立またはやや斜上して高さは20 - 100 cmになり、上部で分枝し、茎の下部では稜が翼状に張り出す。根出葉葉柄は長さ20 - 40 cmになり、曲がった毛が生え、葉身は腎円形で、長さ5 - 16 cm、幅6 - 9 cm、掌状に5 - 7中裂し、裂片は卵形から披針形の粗い鋸歯になるか羽状に浅裂する。葉の表面には細毛が生え、裏面の葉脈には屈毛が生えるかまたは無毛。根出葉は花時にも生存する。茎葉は互生し、腎円形で掌状に中裂する[6][7][8]

花期は8月 - 10月。は3 - 15個つき、総状花序は長さ5 - 20 cmになり、下部から上部に開花する。花は淡紅紫色から淡青紫色で、長さは1.8 - 2.7 cmになる。花弁にみえるのは萼片で、上萼片1個、側萼片2個、下萼片2個の5個で構成され、上萼片は円筒状僧帽形(かぶと状)になり、長さ10 - 20 mm、幅8 - 10 mmで、先端が狭まって後方に内曲し、外面に屈毛が生える。花柄は長さ0.5 - 1.5 cmで、斜上し、屈毛が生え、花柄の中部から基部につく小苞は線形で長さ3 mmになる。花弁は上萼片の中にかくれ、1対あり、無毛で、舷部は長さ2 mm、距は細く長さ4-5 mm、唇部は長さ2 mmになる。雄蕊は多数あり無毛、雌蕊は3個あり無毛または屈毛が生える。果実は長さ10-15 mmの袋果で直立する。種子は長さ2 mmになる[6][7][8]


  1. ^ a b c アズマレイジンソウ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  2. ^ アズマレイジンソウ(シノニム) 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  3. ^ アズマレイジンソウ(シノニム) 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  4. ^ アズマレイジンソウ(シノニム) 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  5. ^ a b c d Takenoshin.1935.
  6. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.216
  7. ^ a b c d e f g h 門田裕一 (2016)『改訂新版 日本の野生植物 2』「キンポウゲ科」pp.120-121, p.124
  8. ^ a b 田村道夫 (1982) 『日本の野生植物 草本II離弁花類』「キンポウゲ科」p.63
  9. ^ a b c 『日本の固有植物』p.55
  10. ^ 『新分類 牧野日本植物図鑑』p.488
  11. ^ 飯沼慾斎 草木図説前編20巻(10)、「レイジンサウ」、コマ番号30/66、国立国会図書館デジタルコレクション-2020年12月28日閲覧
  12. ^ 『新分類 牧野日本植物図鑑』p.1509
  13. ^ シロウマレイジンソウ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  14. ^ フジレイジンソウ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)





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