やなな
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ダークやなな
2010年頃より外見がやななに似て、表情や性格を悪くさせた「ダークやなな」が登場した。やななのダークな一面が具現化した存在[24]で、やななとステージで共演することがある。なお、本物のやななの頭頂部はドーム状になっているが、ダークやななは正面に貼り付けられた紙以外は四角いダンボールのままなので、後姿でも区別可能。やななに先がけ2013年3月16日のステージで引退した。
やなな引退後の活動
幻の「やなな映画」・銅像制作計画
引退直前の2013年3月16日、「やなな」を題材にしたメタフィクション映画が制作されることが公表された[25]。公表の会見にはやななも同席した。計画では①橋本以蔵が監督・脚本を担当すること、②やななの引退後撮影に入り2014年春の公開を目指す等が明らかとなった。
やななの引退後、映画企画会社「PKP」が中心となり映画制作のプロジェクトが本格的に始動した。また、ひとひとの会が中心となり柳ヶ瀬商店街内にやななの等身大銅像を設置する取り組みが同時進行で行われた。やなな引退発表に前後して組織された「ありがとう、やなな実行委員会」と称する任意団体が「レジェンドオブやなな」なるクラウドファンディングを立ち上げ、「やなな映画製作&モニュメント像建立のための活動資金の調達」を主な目的として、2013年7月18日までにファン有志211人から 5,027,377円を集めた[26]。
しかし、映画制作のプロジェクトは進行途中で事実上とん挫し、やなな引退から約1年後の2014年3月19日の記者会見で映画化プロジェクトをいったん白紙に戻すことを公表した[27]。「銅像設立」のプロジェクトも停滞し「映画化」及び「銅像設立」の公約が実現しないまま2014年3月にクラウドファンディング出資者に対する特典グッズが発送された。また、銅像化計画遅滞のエクスキューズとして、ペーパークラフトによる等身大のやなな像が作成され、外から見える形でひとひとの会事務所に設置されている。
柳ヶ瀬(やながせ)サンド
やなな引退後、ひとひとの会はご当地キャラを起用したプロモーションから撤退し、柳ヶ瀬を拠点としたイベントや「ご当地タレント」を使ったプロモーションにシフトする。その中で2013年5月、ゆっこやミオナら元やななビジュアルスタッフの一部がメインとなり柳ケ瀬商店街で街頭イベント「やながせサンド」(2014年4月まで「柳ケ瀬サンド」の表記)が立ちあがった[28]。やななの毎月1回の定期イベントを開催していた第三土曜日に設定しやななの使命と意思を引き継ぐものとして、ゆっこやミオナらによる柳ケ瀬のプロモートや太田プロダクションのタレントや「ご当地アイドル」たちのライブを開催し、やなな引退後の新たなファン層の開拓に寄与し、2017年3月に終了した。
岐阜の「ご当地タレント」
やなな引退後、元ビジュアルスタッフの一部はひとひとの会の活動に残留する一方、佐藤が社長を務めるタレント事務所(ラデッキ株式会社)所属のタレントとしての活動を始める。ゆっこは2013年4月に「柳ケ瀬商店街公認マスコットガール」を拝命するとともに、ご当地キャラクター関連イベントのMCを専門とする「きゃらガ~ル☆ゆっこ」の芸名で活動するようになる[28]。高校入試を終えやなな引退直前に復帰しミオナも『岐阜美少女図鑑』から転籍し「岐阜のご当地アイドル」として活動し、あかりもラデッキ所属の『岐阜美少女図鑑』のモデルとなった。ゆっことミオナはタレント修業のため太田プロエンタテインメントに入学(ゆっこは2期生、ミオナは3期生)するが、前述の「柳ケ瀬サンド」へタレントの出演など太田プロとの連携を強めていくことになる。
一方、やなな引退前にラデッキとは別の事務所のモデルになっていたきょうかと「岐阜美少女図鑑」に残留していたかなみは、「柳ケ瀬サンド」の立ち上げには参加するも2013年10月に「同図鑑モデルに専念する」との理由で活動から離れた。同時にゆっこ・ミオナ・あかりの3人組で「柳ケ瀬GIRLS」を名乗ることになるが、2015年12月にはミオナが進学のため活動から離脱[29]。以降は「やながせゆっこ」の芸名も持つゆっこが中心となって活動をしている。なお「ひとひとの会」も、ラデッキメンバーに加え市民協働に関心をもつ学生インターンも受け入れ「まちづくり団体」として活動を継続している。
やななミュージカルと限定復帰
2015年(平成27年)2月5日、やななを題材にした舞台公演「やななと不思議な世界」の企画が、振付家・中村仁美と佐藤によって発表された。[30][31]。キャストはひとひとの会(ラデッキ)メンバー・元やななスタッフに加え一般からも出演者を募ったが、「やなな役」には引退した「やなな」自身が復活して演じることになり[32]、同年8月21・22日の公演で引退から約2年半ぶりに劇中限定ながら表舞台に登場した。
書籍化
2019年5月には、デビューから引退、その後が綴られた小説『奇跡は段ボールの中に』が、かのうゆきによって執筆され、中部経済新聞社・ZENSHINから発行された[33][34]。
その他
2014年10月にはやななのLINEスタンプが登場、12月にはゲームご当地鉄道にやななが登場している。
メディア出演(レギュラー)
- やななの無口でごめんなさい…。(シティエフエムぎふ、2009年2月25日〜、毎週水曜日)[12]
- やななの柳ケ瀬日和(岐阜新聞朝刊、毎週木曜日〈2010年4〜9月〉、毎週日曜日〈2010年10月〜2013年3月〉)
- ^ 非公式ゆるキャラ「やなな」がジワジワ人気(毎日jp、2010年3月11日)[リンク切れ]
- ^ a b 「やなな」全国3位 ゆるキャラ人気投票[リンク切れ](岐阜新聞Web、2010年10月27日)
- ^ “ゆるキャラ「やなな」が引退=ファンら、別れ惜しむ-岐阜・柳ケ瀬”. 時事通信. (2013年3月31日) 2013年4月1日閲覧。
- ^ a b がんばりゃぁ ぎふキャラ やなな(柳ケ瀬商店街)踊り好き、魅惑の新星 Archived 2010年11月24日, at the Wayback Machine.(岐阜新聞Web、2008年12月2日)
- ^ 【やなな】のプロフィール(やなな公式ホームページ)
- ^ アクアージュ柳ヶ瀬 (岐阜市河川課)
- ^ 「柳ヶ瀬のアイドルやななやよ♪ 特別編やななが生まれるまで」より
- ^ やなな引退なの あす会見「前から決まっとったんや…」 Archived 2012年7月8日, at the Wayback Machine.(2012年7月4日)
- ^ やなな緊急記者会見 引退!? Archived 2012年7月13日, at the Wayback Machine.(2012年7月5日)
- ^ “ゆるキャラ「やなな」が引退=ファンら、別れ惜しむ-岐阜・柳ケ瀬”. 時事通信. (2013年3月31日) 2013年4月1日閲覧。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2013年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月10日閲覧。
- ^ a b 中日新聞(岐阜近郊版)2009年2月21日付朝刊16頁「えっ!『やなな』がなるの? 岐阜市のラジオのパーソナリティー 「言葉が話せない」柳ケ瀬の人気キャラ 書いたり身ぶりを翻訳」
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=vHkevoHUN18
- ^ やなな「通訳」に女子高校生 柳ケ瀬の魅力PR[リンク切れ](asahi.comマイタウン岐阜、2010年9月6日)
- ^ 「やななありがとう」マネジャーのドキンちゃん卒業[リンク切れ](中日新聞web、2011年8月20日)
- ^ 現在は進学先である東京で「立川楓(たちかわ・かえで)」の芸名でモデルとして再デビュー、ミスアクション2017で準グランプリを受賞、現在も撮影会モデルとして活動中。
- ^ 「やなな」岐阜市民に 市が初の特別住民票交付 Archived 2011年10月18日, at the Wayback Machine.(岐阜新聞Web、2011年10月17日)
- ^ 中部ご当地キャラニュース 柳ケ瀬活性化公認ガール「ゆっこ」 「やななの志 秘書が継ぐ」 - 中日新聞プラス2013年6月7日付(2015年12月13日閲覧)
- ^ “やなが”が苗字で“せいこ”が名前である。
夕刊フジが勝手に審査しました…全国ゆるキャラ大祭典 Archived 2009年6月15日, at the Wayback Machine.(2008年10月21日) - ^ YouTube『やななと西の魔女』より
- ^ ちょうど4年前(2008年)にやななのイラストが発表されたことから、この日に記者会見が行われた。
- ^ 但し、2013年3月末日を引退の日に設定した理由については佐藤は全く言及していない。
- ^ 2013年3月末、メ~テレ「UP!」での特集にて
- ^ 湯浅美紀 2012 『箱入り娘~非常識でごめんなさい~ 2』より
- ^ ゆるキャラ「やなな」:主役の映画製作へ 今月末引退控え(2013年3月20日)
- ^ https://motion-gallery.net/projects/yananalegend
- ^ 「やなな」映画化いったん白紙(2014年3月20日)
- ^ a b 柳ケ瀬活性化公認ガール「ゆっこ」 「やななの志 秘書が継ぐ」(2014年6月7日)
- ^ 現在は進学先である東京で「立川楓(たちかわ・かえで)」の芸名でモデルとして再デビュー、ミスアクション2017で準グランプリを受賞
- ^ “やなな:公演、市民が企画 柳ケ瀬商店街に活気を 岐阜市文化センターで開催 8月21、22日 /岐阜”. 毎日新聞. (2015年2月14日) 2015年3月12日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “岐阜)「やなな」題材の舞台 8月に岐阜市で”. 朝日新聞デジタル. (2015年2月7日) 2015年3月12日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 2015年8月1日開催の「やながせサンド・特別編」で公表
- ^ 下條大樹「やなな伝説を小説に 商店街の救世主、活動を分析:岐阜」『中日新聞(CHUNICHI Web)』、2019年5月29日。2019年6月11日閲覧。
- ^ 「「奇跡は段ボールの中に」出版関係者が岐阜市長訪問」『中部経済新聞社』、2019年5月21日。2019年6月11日閲覧。
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