むかご
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 04:24 UTC 版)
葉が肉質となることにより形成される鱗芽と、茎が肥大化して形成された肉芽とに分けられ、前者はオニユリなど、後者はヤマノイモ科などに見られる。両者の働きは似ているが、形態的には大きく異なり、前者は小さな球根のような形、後者は芋の形になる。いずれにせよ根茎の形になる。
ヤマノイモなどで栽培に利用される。
食材として単に「むかご」と呼ぶ場合、一般にはヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のむかごを指す。灰色で球形から楕円形、表面に少数の突起があり、葉腋につく。塩ゆでする、煎る、米と一緒に炊き込むなどの調理法がある。また零余子飯(むかごめし)は晩秋・生活の季語である[3]。
むかごをつくる植物
代表的なものを記す。
- ヤマノイモ Dioscorea japonica
- ナガイモ Dioscorea batatas
- オニユリ
- ノビル
- ニンニク
- ムカゴイラクサ
- シュウカイドウ
- ムカゴトラノオ
- ムカゴネコノメ
- ムカゴユキノシタ
- カラスビシャク
- タマブキ
- アカザカズラ
- ムカゴニンジン
- ジョウシュウトリカブト
注釈・出典
関連項目
- 1 むかごとは
- 2 むかごの概要
- むかごのページへのリンク