たまゆら (アニメ)
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登場人物
主要人物
- 沢渡 楓(さわたり ふう)
- 声 - 竹達彩奈[9]
- 本作の主人公。竹原南高校在籍。OVA第1作および『hitotose』では高校一年生、『もあぐれっしぶ』では高校二年生[注釈 4]。1995年7月28日生まれ[10]。身長145cm。
- 髪型はショートカット。中学生時にツインテールにしていた時期があったが受験の直前に「心機一転なので」と切っている。
- 中学を卒業するのを機に、亡くなった父親が育った町であり、よく遊びに連れていってもらった竹原の高校に行きたいと決心し、生まれ故郷の神奈川県横須賀市の汐入から家族全員で竹原に引っ越してきた[注釈 5]。
- 父親は5年前に他界しており、父親の形見のカメラ・ローライ35Sで写真を撮るのが趣味。実際に将来は写真家になることを考えている。
- 父親の死後しばらくは父親のことを思い出すと悲しくなるため、父親の形見であるカメラとアルバムを母親に頼み、押し入れの中にある引き出しの奥にしまってもらっていたが、彼女が中学生のある日、帰宅すると弟の香がそれを偶然みつけ、楽しそうに観賞していたのを見て悲しみを克服し、母親からカメラを譲り受けている。
- 彼女の撮影する写真には「たまゆら」と呼ばれる白い光が映り込むことがある。
- 子供の頃に、かおる、さよみの姉妹と初めて会った日[注釈 6]に、さよみが楓の歩く様子に「ぽって、ぽって…」と擬音をあて、そこから「ぽって」というあだ名をつけた。以後、竹原でのほとんどの友人達にはそう呼ばれている。ただし、汐入時代からの親友であるちひろには「ふうにょん」[注釈 7]と呼ばれ、弟の香には「楓ちゃん」、りほからは「沢渡さん」と呼ばれている。ちなみに、楓と言う名前の由来は風に揺れる木漏れ日が大好きだった父親が、木と柔らかい風が描き出す暖かな木漏れ日をイメージして付けた。と『hitotose』5.5話にて明らかになる。
- 性格はほんわかとしているが、初対面の人と接するのが苦手でよく赤面し、あたふたする。また、語尾に「なので」をつける口癖があり[注釈 8]、この口癖(「ので」)は父親譲りであることが『もあぐれっしぶ』第6話で発覚する。
- 『もあぐれっしぶ』では高校に写真部を発足させ、写真部部長となった。アニメの中では 2013年3月1日に卒業式をおこなっている。
- 塙 かおる(はなわ かおる)
- 声 - 阿澄佳奈[9]
- 楓の幼馴染み。のりえとは物語当初から友人で、後に麻音とも友達になる。竹原南高校在籍。OVA第1作および『hitotose』では高校一年生、『もあぐれっしぶ』では高校二年生[注釈 4]。1995年10月30日生まれ[10]。
- 髪型はポニーテール。三年生からはボブカットにしている。自称「匂いフェチ」であり、様々なポプリを持っている。また、OVA第1作では匂いだけで楓の母親の入れたお茶の種類までも当てている。
- 幼少の頃の楓が竹原に遊びに来た際に家族ぐるみで知り合った仲で、いつも楓を心配して見守っているが、たまにそんな楓にいたずら心も芽生える。楓が父の死をきっかけに竹原に来なくなった後もずっと心配しており、その死を乗り越えて竹原の高校を受験しに来た楓を最初に出迎えた人物でもある。
- 楓には「かおちゃん」、のりえには「かおたん」と呼ばれているが、本人は「かおたん」と呼ばれるのを気に入っておらず、そう呼ばれると「かおたん言うな」と返す。また、姉のさよみからはかおるちゃんと呼ばれている。
- 物事に関して「合格」「不合格」と判定するのが口癖。
- 『hitotose』第6話で幼少時代の楓と遭遇するシーンがあるが、お互い相手を覚えていない様子。
- 岡崎 のりえ(おかざき のりえ)
- 声 - 井口裕香[9]
- かおると麻音の友人で、後に楓とも友達になる。竹原南高校在籍。OVA第1作および『hitotose』では高校一年生、『もあぐれっしぶ』では高校二年生[注釈 4]。1995年6月5日生まれ[11]。
- 髪型はツインテール。やせ型で太らない体質。将来はパティシエになることを夢見ている。当初この夢は本人いわく「成り行き次第で」とのことだったが、話が進むにつれて楓の祖母にスイーツ作りを習うなど真剣さが増している。
- とても明るくて喧しい性格でしばしば暴走することもある。かわいいものが大好きで、そういったものを見るとテンションが上がって貧血を起こすこともある。楓の弟の香がお気に入りで、同じく彼のことを気に入っているこまちをライバル視しており、彼女を「こまっしゃくれ」と呼んでいる。
- 友人を呼ぶ時は名前に「たん」を付けて呼ぶことが多く、楓にはあだ名にプラスして「ぽってたん」などと呼ぶこともある[注釈 11]。口癖は言葉の前置きに使う「ざっくり」。
- ラジオドラマでの設定
- かおるの幼馴染み[注釈 9]。小学生の頃に太っていたかおるを「かわいらしさのピーク」と語っており、カロリーが高いスイーツをかおるに提供して「あの頃の萌えかおたん」を戻ってこさせようと目論んでいる。
- 桜田 麻音(さくらだ まおん)
- 声 - 儀武ゆう子[9]
- のりえの中学時代からの友人で、後に楓とかおるとも友達になる。竹原南高校在籍。OVA第1作および『hitotose』では高校一年生、『もあぐれっしぶ』では高校二年生[注釈 4]。
- 髪型は肩までの黒髪ストレート。幼児の時髪は長かったが中学生の時バッサリ切っておりおかっぱ頭にしていたが、中学三年生から髪を伸ばし現在の黒髪ストレートに至っている。
- 口下手なためか、感情を口笛で表現する癖があり、のりえだけはその口笛の翻訳ができる模様。オカリナも吹ける。
- 日の丸写真館に飾られていた楓が撮影した楓の父親の写真を気に入っており、たまたま楓とかおるが日の丸写真館にいた際にそれを見ていた所、楓に声をかけられ、緊張して口笛で写真の感想を述べた所、一緒にいたのりえが翻訳して説明し、それがきっかけで4人が出会っている。
- 普段は物静かでおっとりとしているが、かなり気紛れで将来の希望がよく変わる。また妄想癖が激しい一面を持っており、『hitotose』第9話では、志麻子が片思いの相手に振られた理由を壮大に妄想し、志麻子本人に怒られている。
- 実家は大崎下島で「のどか亭」と言う旅館を営んでおり、竹原のアパートでほぼ1人暮らしをしている。『hitotose』第4話で、夏休みには実家に帰り旅館を手伝っていることがわかる。
- 『hitotose』第6話では幼少時に、大崎下島の歴史の見える丘公園で楓とは直接会話をし、のりえ、かおるともたまたま遭遇して面識があったものの、お互いにそのことを覚えていないようである。
- 『hitotose』第11話では大崎下島のおとめ座にて自作の朗読劇を披露している。また、第12話では私達展で朗読劇を再び披露している。その結果は子供にたいへん好評だった。なお、『もあぐれっしぶ』第11話にて再び朗読劇を披露していた。
- 三谷 かなえ(みたに かなえ)
- 声 - 茅野愛衣
- 『もあぐれっしぶ』より登場。竹原南高校在籍。楓たちの学校の先輩で『もあぐれっしぶ』で高校三年生。そのため学年を示す制服のリボンと上履きのラインが緑色[注釈 12]。1995年3月26日生まれ[12]。
- 雑誌の写真コンテストで楓が憧憬の路を訪れた写真を送り、高校生の部で特選を受賞している。楓はこの雑誌(写真)を見てかなえの存在を知り、後に同じ高校の先輩であることが判明して、なんとか同じ写真愛好として親しくなろうとするが、楓に了承もなく写真を撮影し、コンテストに応募していたことに本人は引け目を感じており、内心では楓と親しくなれればと思いつつも、なるべく楓との接触を避けていた。しかし、最後は楓の作った写真部に勇気を出して出向き、楓と打ち解け写真部に入部した[注釈 13]。
- 写真を始めたのは中学生の時。夏休みの自由研究の宿題で、絵や文章が苦手だったため、家にあったコンパクトデジタルカメラ(リコー製)を使い、町の風景を撮影して発表したところ、学校で褒められたため。
- 撮影に関しては風景の撮影が多く、人物の撮影は人と接することが苦手なため、ほとんどあきらめてしまうか遠くからズームを使っての撮影になる。また、自分の写真を人に見せることに若干抵抗があり、失敗したと思った写真はすぐに削除している[注釈 14]。
- 高校一年生の時に楓のように写真部発足を考えたことがあるが、勇気を出せず断念した過去がある。そのため、楓より学年が上であるが、自分で写真部を作った楓のことを尊敬し、「ぽって部長」と呼んで、話をするときはとても丁寧な口調で話している。また、かおる、のりえ、麻音にも先輩らしい言動を取ることはなく、丁寧な口調で会話をしている。高校三年生であるため、普段は写真撮影の他に受験勉強も行っている。
- コンテストで特選を受賞していることから、周囲、特に写真部顧問の下上山から写真撮影が上手いと思われているが、実際に撮影を行うと楓と同じく失敗することが多く、そのことで悩んでいる様子も見せる。
- 考え事をしすぎると止まらなくなる性格で、要所要所で「ついつい」や「でもでも」などといった同じ言葉を二回繰り返して話す癖がある。
- さよみと同じ大学に進学したが、学部は異なる。
- 愛用しているカメラはペンタックスQ。
主要人物の家族
- 沢渡 香(さわたり こう)
- 声 - 宮本佳那子[9]
- 楓の弟。2001年8月31日生まれ[10]。
- のりえにして「美少女」と言わしめるほどの可愛らしい少年で、本編中は大抵初見の人には少女と間違えられる[注釈 15]。
- 楓との姉弟仲はとてもよく、また現在でも一緒に入浴することがあるという。
- 『hitotose』第12話では麻音の朗読劇で、たけのこ妖精・ノコちゃんを演じている。また、『もあぐれっしぶ』第11話にて麻音の朗読劇で、帰って来たたけのこ妖精・ノコちゃんを演じている。
- 『卒業写真第一部』では中学校に進学し、イラスト部に入部している。
- 沢渡 珠恵(さわたり たまえ)
- 声 - 緒方恵美[9]
- 楓の母親。「cafeたまゆら」を楓の祖母と経営している。
- 元々は汐入で別の仕事をしていたが、楓が竹原の高校に行くことを決めた際、思い切って家族全員での引越しを決断し、その時の仕事を辞めている[注釈 16]。
- 彼女が淹れたお茶の香りは匂いフェチであるかおるも気に入っている。
- 若い頃はツーリングクラブに所属していた。なお、その仲間からの台詞で、下の名前が「たまえ」であることが判明し、後に公式サイトで「珠恵」と表記された[13]。
- 沢渡 和馬(さわたり かずま)
- 楓の父親。物語上では故人で、楓が小学5年生くらいの頃に亡くなっている。生前は旅行会社に勤務し、旅行の企画立案を行い、実際に現場へ出向く仕事をしていた。
- 竹原の町を好んでおり、楓や香が長期休暇の時によく連れて行っていた[注釈 17]。
- 楓の使っているカメラ、ローライ35Sの本来の持ち主であり、生前はそのカメラを楓に使わせていたことが多く[注釈 18]、楓の行きつけの日の丸写真館の前には楓が幼いころ撮影した彼の写真[注釈 19]が飾られている。この写真がきっかけで楓は麻音、のりえと知り合うこととなる。また、楓はこの写真の撮影場所を「お父さんとの思い出の場所」の一つとしているが、彼は生前、休日に幼い楓と香を連れて撮影を兼ねて遊びに出かけていたことが多く、楓自身もこの写真をどこで撮影した物なのか覚えてなく、OVA第1作では、その場所を二度探しに行った結果、竹原市にある朝日山の山頂ではないかということになっている。
- どんな人にでも優しく、面倒見のいい人であったようで、生前の彼を知るかおる、さよみの姉妹や昌子などからは「やさしいお父さん」と称されていた。
- 故人のため、基本的に日の丸写真館に飾られている写真と楓の回想と夢の中でしか登場せず[注釈 20]、顔は劇中、意図的に描写されていないが、日の丸写真館に飾られている写真や一部の回想シーン、また楓が彼の誕生日にプレゼントしたコップに描かれている似顔絵から眼鏡をかけていることが確認できる。
- 高校時代は日の丸写真館の現店主(マエストロ)と望(後述)の親友であり、彼が写真を撮り始めたのは高校時代になってからとマエストロは語っている。なお、眼鏡は高校時代から着用している。
- 『もあぐれっしぶ』第6話で、楓のように語尾に「ので」とつけることが口癖だったことがわかる。
- 台詞は一切ないものの、楓の生き方に多大な影響を与え、本作のストーリーの柱ともなっている重要な人物である。『hitotose』5.5話にて、楓の祖父から彼の名前は「かずま」であることが判明し、後に『もあぐれっしぶ』第5話で「和馬」と表記されたプレートが登場する。
- 楓の祖母
- 声 - 松尾佳子[9]
- 竹原市内で「cafeたまゆら」を経営している楓の母方[注釈 21]の祖母。店で出すスイーツを作ったりしている。
- 彼女の作るスイーツの味はパティシエを目指すのりえも「名人」と絶賛するほど。また、外見も可愛らしく、ここものりえの萌え対象となっている。
- 楓の写真が好きで、店内には楓の写真をいくつも飾っており、例え楓が失敗作だと言った写真でも「楓らしくて好き」と評価している。
- ドラマCDではちもとスイーツ勝負をする話がある。
- 楓の祖父
- 声 - 稲葉実
- 大崎下島に住む楓の父方[注釈 22]の祖父。言動が楓によく似ており、一目見ると楓の祖父であることが非常によくわかる。
- 『hitotose』第4話で楓いわく、「お父さんとちょっと似ている」と評している。
- 塙 さよみ(はなわ さよみ)
- 声 - 大原さやか
- かおるの姉。大学生。楓と幼馴染みで(出会ったのはかおると同時)、楓に「ぽって」というあだ名をつけた張本人。楓やかおるの通う竹原南高校の卒業生でもある。
- 彼女が撮る写真は決定的瞬間が多く、かおるいわく、自称「シャッターチャンスハンター」。しかし狙っているわけではなく、シャッターを切ると勝手にチャンスが飛び込んでくるタイプ。
- しかも趣味は写真撮影ではなく「プチ秘境探検」。しかし、プチと付くものの、秘境は秘境であるため、基本的に目的地に着くには危険な場所や長い道のりが多い[注釈 23]。プチ秘境探検を続けた結果、「最近、瀬戸内の風景に詳しい」と勝手に自負している。
- バイタリティあふれる女性だが、遅刻をしたり目的地を間違えたりと様々な面でルーズ(しかも悪びれない)。突拍子もない行動をよく取り、天真爛漫な性格だが、根は優しく、父の死を機に竹原に来なくなった楓のことをかおるに劣らず心配していた。楓からも「さよみお姉ちゃん」と呼ばれ信頼されている。
- 車の運転技術は壊滅的で、山道を行こうものなら車は絶叫マシンと化し、『hitotose』第12話では凍結した路面で車をスリップさせ路肩に落ちかけるハプニングもあった。そして、『もあぐれっしぶ』第5話では本人いわく「車が飛んだ」という理由で故障し、その修理代のためにアルバイトを始めた[注釈 24]。愛車は、2代目マツダ・プレマシー。
- そのため、基本的に楓たちが彼女に呼び出しを受けると悲惨な目に合うのがこの作品のお約束となっている。
- たまゆらシリーズ監督の佐藤順一によると、さよみの行動の多くは監督の体験談が元であることを『たまゆらじお〜hitotose〜』第7回にて明らかにしている。
- かおるの母
- 声 - 大門真紀
- 塙姉妹の母。楓が子供の頃に、「cafeたまゆら」で楓と香に姉妹を引き合わせた。
- かおるの父
- 声 - 野島昭生
- 塙姉妹の父。憧憬の路などの行事を手伝っている。『hitotose』第12話で、かおるの作るポプリをポプラと間違え姉妹にダメ出しを受けた。
- 麻音の両親
- 声 - 古川登志夫(父)、平野文(母)
- 麻音の両親。大崎下島で旅館「のどか亭」を営んでいる[注釈 25]。
- 父は麻音のことになると涙もろい一面がある。
- のりえに、麻音に旅館を継がせるのかと迫られたことがあったが、二人とも麻音には将来自分のなりたいような大人になってほしいと願っていた。
- 麻音本人は嫌がっているにも関わらず、旅館に人を集め「ミニ朗読会 〜麻音物語〜」と表し、麻音の幼いころの話(麻音にとっては恥ずかしい話)を夫婦で語っている。
その他の人物
- 志保美 りほ(しほみ りほ)
- 声 - 葉月絵理乃[9]
- 楓があこがれている写真家。
- 空の写真をメインに撮影し、写真集も出版しているが、かつてはタンポポをメインとした写真を撮影していた。
- 楓の写真を「初めてなのに懐かしい」「今の自分ではもう撮ることのできない写真」と評価している。
- 楓が持っている行き先の書かれていない切符は、元々彼女が学生時代に「いつか行き先を決めなければいけない時が来るまでは、その切符のように行き先が決まっていなくても構わない」という意味を込めて先生からもらったものを同じ意図で楓に贈ったものである。
- 後に「cafeたまゆら」を訪れ、一時は写真から離れていたことを楓に話す。
- 東京都在住だが自身の写真展や楓に会いに広島、竹原に何度か来ており、『hitotose』第7話で憧憬の路を撮影するため竹原を訪れ、その後ちもと意気投合し、ほぼろで世話になり、そのまま竹原に残っている。ただし、竹原に多い地名の「下(しも)」や「上(かみ)」をよく間違える。
- 『卒業写真 第一部』にて、竹原を離れることを楓達に伝えている。
- 『卒業写真 第四部』にて、楓と同居するようになる。
- 使用しているカメラはNikonの一眼レフD700[14]。
- マエストロ
- 声 - 中田譲治[9]
- 楓の行きつけの写真館「日の丸写真館」[注釈 26]の店主。キャラクター名は楓が「マエストロ」と呼んでいるため[注釈 27]。若い女性に甘い面が強いため、かおるには「エロ親父」と認識されている。
- 楓の写真を現像したり、カメラの修理もしている。現像した写真を見て、「楓ちゃんの写真は心が引き寄せられ、現像していても楽しい」と評している。また、近所のカフェでメニュー用写真を撮影する仕事などもしている。
- 朝日山を絶景スポットとして気に入っており、まなみと志麻子を案内してきた。駐車場の位置など、少なくとも朝日山に関してはさよみよりよく知っている。
- 『もあぐれっしぶ』第2話で楓の父親の和馬とは高校時代の同級生であり、楓のかおる、のりえ、麻音のように他の友人とグループで非常に親しい友人関係であったことがわかる。なお、写真館は家庭が代々続けてきた物であり、父親から継いで店主となっている。
- 八色 ちも(やくさ ちも)
- 声 - 松来未祐[9]
- お好み焼き屋「ほぼろ」を経営する女性。広島弁で話す。周囲からは「ほぼろさん」と呼ばれているが、これは通称。本名が明らかになる前だった『hitotose』第7話では楓たちが「ちもさん」と呼ぶ場面が存在する[注釈 28]。そして『hitotose』第8話で苗字が八色(やくさ)であることが明かされる。フルネームが明らかになるまでは「ほぼろ店主」とクレジットされていた。
- 特製のお好み焼き「ほぼろ焼き」が名物で、それが目当てのリピーター客も多い。また、何度か改良した新作のほぼろ焼きを出している。
- 「ほぼろ」はちもの両親が始めた店であり、楓の父親の和馬、マエストロ、望の3人も高校時代には出入りしていた。店名の由来は東広島市沖合に浮かぶほぼろ島からとられている。ちもは「ほぼろ」の店主になる前は、京都のイラスト学校に通っていた。
- 地域のイベント事などには積極的に関わっている。また、意地が強く熱くなりやすい性格で、堂郷と志麻子がほぼろ焼きの大食い対決状態になった際には両者にほぼろ焼きを20枚焼く、望に「昔の味と違うと言ってガッカリしたくない」と言われた時には反発して元祖ほぼろ焼きを作るなどしている。
- 『hitotose』第7話以降りほと意気投合し、それ以来店で共同生活をしている。
- 楓とかおるの一年生の時のクラス担任、堂郷に好意を寄せられているが、本人はそのことに気付いていない。なお、「たまゆら卒業写真」では堂郷とお見合い結婚を告白する。
- 声優の松来が他界した後に公開された「卒業写真第4部」では、セリフは一切ないものの、名前はクレジットされている。
- 保志 まなみ(ほし まなみ)
- 声 - 中島愛
- 日の丸写真館を訪れていた客の一人で、髪が長い女性。マエストロと共に朝日山を訪れる。
- 『hitotose』第9話では志麻子の一人旅に出るというメールを心配して竹原に探しに来て彼女と再会し、そして朝日山で志麻子のカメラで彼女が失恋に涙する写真を撮る。
- 愛車は、3代目マツダ・デミオ。
- 飛田 志麻子(とびた しまこ)
- 声 - 斎藤千和
- 日の丸写真館を訪れていた客の一人で、ショートカットの女性。マエストロと共に朝日山を訪れる。
- 『hitotose』第7話では憧憬の路で意中の男性に告白すると意気込んでいたが、第9話の中で「友達としか見ていない」と言われて失恋していたことが明らかになった。そして振られたことをきっかけに、ほぼろでお好み焼き20枚を自棄食いしていた[注釈 29]。最終的には朝日山で失恋した記念にと、夕日をバックにした自分の泣き顔をまなみに撮ってもらった。
- 使用しているカメラはNikonのデジタル一眼レフD80。
- ももねこ
- 声 - 福井裕佳梨[9]
- 桃色でふっくらとした体つきの雄ネコ。みんなからは「ももねこ様」と呼ばれている。
- 普段はのろのろと行動しているが、時折俊敏な動きを見せることもある。また、人にはよく懐く。ただし、楓と麻音は例外。
- 基本的には『hitotose』第9話Aパートのように町並み保存地区を縄張りとしているが、竹原港近辺や楓の通っている高校の校門にも出没することがある。
- 『hitotose』第9話の前半(Aパート)では、メインで登場し、ももねこ視点で話が展開している。
- 『hitotose』第10話では、集団登校中の小学生達を先導し大活躍している(その際に小学生達がみんなで「ももねこ音頭」を歌っていた)。
- 『hitotose』第12話では私達展に1番に現れ、自分の肉球の手形を見て満足して帰って行った。また、テレビシリーズ時未放送の『hitotose』5.5話では、女性からかき氷をもらって食べていた。
- 『もあぐれっしぶ』第4話では、香が持っていた写真を見て楓の父親の植えた桜の木のある場所を案内している。また、『もあぐれっしぶ』第7話では楓達と一緒に横須賀に訪れ、猫達と花火を見ていたりしていた。また、『もあぐれっしぶ』第11話では私たち展ふたとせに最後に参加していた。また『卒業写真』では新たに雌の白ももねこが登場しており、卒業写真第4部では見事に結ばれ、6匹の子を儲けた。
『hitotose』より登場
- 三次 ちひろ(みよし ちひろ)
- 声 - 寿美菜子
- 楓の汐入の幼馴染みで、小学校から中学校まで楓と同じ学校に通っていた。
- 楓のことを「ふうにょん」と呼び[注釈 7]、楓が汐入から竹原に引っ越してからも楓とは手紙やメールなどでやり取りをしている。
- 自作のキャラをいくつも作るほど無類のぬいぐるみ好き。好物はタコ料理。
- 非常に涙もろく、楓がまだ父親の死を引きずっていた頃、楓が悲しくならないように色々とフォローしていたが、それが逆効果へと向かう事態になった時や、嬉しい時、感動した時など、泣くことが多い。しかし、楓はちひろが泣いてくれるおかげで自分が泣かずに済んでいるのだと思うと感謝していた。
- 『hitotose』第5話で、楓と会うため竹原を訪問[注釈 30]。後にかおる、のりえ、麻音と出会い、新しい友達ができた楓を見て、今自分が高校に入っても新しい友達を作ることができないと悩みを語っていた。その後、かおる、のりえ、麻音、そして後から合流したさよみと携帯電話のアドレスを交換し友達となった。
- 『hitotose』第12話では、高校でも新しい友達のともちゃんができたことを楓たちに電話で報告し、『もあぐれっしぶ』第1話で楓たちに電話で紹介した[注釈 31]。
- 楓が持っているカメラケースと、カメラケースについている切符ケースは、竹原へ行ってしまう楓のために彼女が手作りしてプレゼントした物である。
- なお、名前のみ楓の汐入時代の友人としてラジオドラマで先に登場していた。
- 篠田 こまち(しのだ こまち)
- 声 - 広橋涼
- 香のことが好きな小学生の女の子。『もあぐれっしぶ』で小学六年生[注釈 32]。
- 自分と同じく香のことを気に入っているのりえをライバル視している。のりえには「こまっしゃくれ」と呼ばれている。人を馬鹿にする際は後ろを向き自分の尻を叩くが、『もあぐれっしぶ』以降しなくなった。大崎下島に祖母がいる。
- 『hitotose』第8話で祖父から古い一眼レフカメラ(Nikon F)をもらいカメラを始める。最初は、香の写真ばかりを写していたが、「cafeたまゆら」に飾られている楓の写真を気に入り、それ以降色々な物を撮るようになる。
- また、『hitotose』第12話で自分の写した写真を私達展で展示して欲しいと現れ、展示してもらうため展覧会のお手伝いをしていた。
- 『もあぐれっしぶ』第2話で香を撮影した写真を雑誌のコンテストに「KOMACHI」の名で応募し、小学生の部で奨励賞を受賞している。また、『もあぐれっしぶ』11話ではのりえと香達と一緒に朗読劇に参加したり自分の写真を展示していた。
- 『卒業写真 第一部』では中学校に進学し、写真部に入部した。
- 堂郷 和太郎(どうごう かずたろう)
- 声 - 間島淳司
- 竹原南高校の体育教師で、楓とかおるの一年生の時のクラス担任[注釈 33]。
- 地元ネタに引っかけたダジャレが好き[注釈 34]で、熱血漢でとにかく暑苦しい。しかし、自分の担任しているクラスの生徒だけでなく、他のクラスの生徒たち(麻音やのりえなど)のこともしっかり見ており、生徒一人ひとりのことを理解しようと努力する真面目な生徒思いの先生である。
- さよみが高校時代、新任教師として赴任し、さよみのクラスの担任をしていた。
- ほぼろ店主のちもに惚れていて、ほぼろではお好み焼き三枚重ねを必ず注文し、ほぼろが忙しい時は手伝いをしている。ちもにはいつか思いを伝えようとしており、『hitotose』第7話で楓たちを使い憧憬の路で告白をする策を計画したが、策自体が失敗し告白はできなかった。
- 『もあぐれっしぶ』では楓の写真部発足から活動にいたるまで全面的に協力しており、写真部顧問で教師として後輩にあたる下上山とは息のよく合った行動を起こしている。『たまゆら卒業写真』では、ちもとお見合い結婚することになる。
- 広野 昌子(ひろの しょうこ)
- 声 - 沼倉愛美
- かおると古くから親交のある女性。かおるからは「昌子さん」と呼ばれている。
- 楓は覚えていなかったが、昔は竹原に住んでいて、楓とは「小さいころ1度だけ遊んだことがある」とのこと。そのため、和馬のことも知っている。
- 竹原から一度、東京に引っ越したが、現在は横須賀の衣笠に住んでいる。憧憬の路の日に竹原を訪れ、汐入出身の楓と横須賀のウルトラ地元トークで盛り上がった。その後、楓たちと別れ、1人で願掛け灯籠に故人を偲ぶようなメッセージを書き、号泣した。
- 藤井 みその(ふじい みその)
- 声 - 大亀あすか
- ちものイラスト学校時代の先輩。京都でイラストレーターをやっていたが、現在は呉で「カサブランカ」というカフェを営んでいる。
- なお、実際の初登場はドラマCDである。
- 白井(しらい)
- 声 - 佐々木望
- 呉で花屋を営んでいるカサブランカの常連。
- カサブランカに来店しては試作メニューを試食している。服に白井花屋と入った服を着ていて頭にサンバイザーをしている。
- 同じ場所からの風景を何年も撮影しており、そのことがみそのが呉に移り住むきっかけになっている。
- 酒屋
- 声 - 鈴村健一
- 大崎下島の酒屋で働いている店員。小さい頃の楓と香とよく遊んだらしい。麻音のことを「マー坊」と呼んでいる。
- モーさん
- 声 - 木村雅史
- 楓の母親・珠恵の昔の知り合いで、彼女が所属していたツーリングクラブのメンバー。黒いバイクに乗っている。
- 茶色いスカジャンを着てサングラスをしている。
- えり子(えりこ)
- 声 - 浅野まゆみ
- 楓の母親・珠恵の昔の知り合いで、彼女が所属していたツーリングクラブのメンバー。赤いバイクに乗っている。ちひろを迎えに行く珠恵にライダースーツを貸した。
- 一郎(いちろう)
- 声 - 江川央生
- 楓の母親・珠恵の昔の知り合いで、彼女が所属していたツーリングクラブのメンバー。灰色のバイクに乗っている。頭にバンダナをしている。
- 大家
- 声 - 中島佳菜
- 麻音が住んでいるアパートの大家。麻音の父から朗読会を行うことを聞き、楽しみにしていた。
『もあぐれっしぶ』より登場
- 下上山 むつこ(しもかみやま むつこ)
- 声 - 西村ちなみ
- 楓の作った写真部の顧問で竹原南高校の新任教師。教師としては楓の一年生の時の担任である堂郷の後輩。
- 写真に関してはあまり詳しくない[16]ものの、写真部の活動には情熱的。堂郷と一緒に写真部の目標として撮影した写真を卒業アルバムに使用することと、何かの写真コンテストで入賞させることを掲げた。
- 情熱的であり行動的であるが、初めて会った楓とお辞儀で挨拶しようとして頭をぶつけたり、写真部で応募しようとしたコンテストの締切日を間違えたりするなどおっちょこちょいな一面も見せる。
- ともちゃん
- 声 - 東山奈央
- 横須賀の高校に通うちひろの友人。本名は不明。『hitotose』では「ともちゃん」という名前とちひろと一緒に浴衣を着た姿の一部のみ登場していた。
- 『もあぐれっしぶ』第1話にて電話越しで楓たちと初めて会話をし、この時横須賀側の描写が映った際に初めて容姿が登場した。
- 電話で初めて楓と会話をした際に質問ばかりを繰り返し、ちひろに「ともちゃんは質問魔だから」と言われている。性格は明るいが、『もあぐれっしぶ』第7話で楓たちが汐入に遊びに行き、初めて対面した時は自分から声をかけることができず、人見知りな一面を見せた。しかし、その後はすぐ楓たちとも親しくなれ、気の許せた相手と会話をしている際に、何かの拍子でスイッチが入ると度々質問魔の状態になった。なお、ちひろからよく楓たちの話を聞いているため、かおる、のりえ、麻音のこともすぐにわかっていた[注釈 35]。
- ちひろとは高校一年生の時、ちひろが作ったオリジナルキャラクターを「かわいい」と言ったことがあり、それをきっかけにたまたま雑貨屋で二人が一緒になった際にちひろから声をかけられ、そこから一気に親しい仲になっている。
- ちひろと同じくぬいぐるみやキャラクター好き。二人で楓をイメージして作った新キャラ「ぽてにょん」のイラストを担当した。
- はるみ
- 声 - 矢作紗友里
- 旅行会社に勤めていた楓の父親・和馬の職場での後輩[注釈 36]。
- 楓が珠恵のお腹の中にいた頃の新入社員で、自他ともに認める元気娘。瀬戸内の旅行を企画するために竹原に訪れ、初めて楓と対面。若い人の考えを取り入れるために楓と現場へ出向くことを提案し、写真撮影を依頼したりほと3人で出かける。
- 和馬と仕事を共にしていた当初は、綿密な計画を立て現場に出向いていたものの、和馬が風任せに計画を無視して、その都度行き先を変えてしまうことに立腹し、一度和馬に反発したことがある。しかし、和馬のことをよく知るようになってから、思い付きで行った場所で楽しいことを見つける和馬の姿勢に感銘し、以降は和馬を尊敬していた。
- 和馬に仕事を沢山教わろうと思うが、楓が宿ってすぐ「生まれてくる娘との時間を大切にしたい」という理由から、和馬が出張の少ない職場への異動願いを出して異動してしまったため、それができなくなってしまったことに、楓のことをちょっとだけ恨んだと言っている。
- その後、楓の誕生を祝うこともできず、和馬は他界してしまい、今回の旅でやっと楓本人に誕生を祝うことができた。
- 暁夫(あきお)
- 声 - 目黒光祐
- 民宿のB&Bを経営するオーナー。元々旅行好きであったが、何時の時からか自分が旅行するのではなく、旅行者を迎えることが好きになり、民宿を開業することを夢見ていた所、生前の和馬と船の中で出会い、B&Bについて教えてもらい開業した。しかし、自身が入院したため、開業が遅れてしまい、和馬がこの民宿に訪れることはできなかった。
- 夕子(ゆうこ)
- 声 - 松岡洋子
- 民宿のB&Bを経営する女将さん。暁夫の妻。
- 夏目 望(なつめ のぞむ)
- 声 - 緑川光
- 楓の父親である和馬とマエストロの高校時代の同級生で友人。高校時代3人の中で最初にカメラを始め、16歳で賞を受賞したことがあり、その影響で和馬が写真を始めている。マエストロのことを「日の丸」、「日の丸の奴」と呼んでいる。
- 20年海外に赴任しており、楓たちが高校二年生の際の憧憬の路の日に竹原にやってきた[注釈 37]。高慢な態度で口が悪いが、和馬は生前、珠恵に夏目の口の悪さは「照れ隠し」であると述べていた。
- 楓と初めて会った時に楓の写真を見て「父親と同様、撮影技法を駆使していない、つまらない写真」などと酷評し、かなえたちに反発される。実は高校時代、和馬から写真に対する意気込みを聞かされた時も同じことを述べており、現在はそのことを悔やんでいる。楓にそのことを伝え、マエストロと和馬を偲んだ後、楓が生まれた時に和馬から送られたハガキを列車の中で眺めながら、竹原の街を去っていった。
- 高校時代は和馬とマエストロの3人で遊び尽くし、ちもの両親が切り盛りしていた「ほぼろ」にも出入りしていた。また、卒業写真第4部では楓に自分が使わなくなったカメラである「Nikon D610」をプレゼントしている。
- シンガー
- 声 - micco(marble)
- 大崎下島にて、歴史が見える丘公園でアカペラを歌っていた所をかなえが出会った女性。男女二人組で活動しているが、劇中での正式な活動名・ユニット名は共に不明。かつて麻音が幼少の頃におとめ座で歌声を聞いて憧れていた人物本人であり、『もあぐれっしぶ』では再びその歌声をおとめ座で聞いたことで麻音は涙した。
『卒業写真』より登場
- 進藤 巧美(しんどう たくみ)
- 声 - 内田彩
- 写真部の1年生の新入部員。すずねからは「たくみん」と呼ばれている。性格は明るく元気で行動力も抜群だが、自分の姿を写真に撮られるのは苦手。思っていることを素直に口に出してしまうため、幼馴染のすずねなど周囲の人を驚かせたり、慌てさせてしまうことが多い。将来はプロの写真家を目指しており、コンテストでの入籍経験もある。日の丸写真館に飾ってある楓の写した写真が好きで、自分も何時かは「たまゆら」を写せるようになりたいと思っており、楓の写真の秘密を写真部で代々伝え継ぎたいとも考えている。口癖は、「ちょびっち」や「○○で、あります」など。ともちゃんと出会った時彼女の質問に全て答え、意気投合していた。愛用カメラはFinePix X100。
- 前川 すずね(まえかわ すずね)
- 声 - 飯塚麻結
- 巧美と同じく写真部の新入部員で2年生。写真部OGである三谷かなえの隠れファン。巧美からは「すずねえ」と呼ばれている。1年生の時は写真部の活動を遠くから眺めて陰ながら応援していただけだったが、年下の幼馴染である巧美に誘われる形で写真部へ一緒に入部した。感受性が強く敏感なことから、些細なことでも感動すると感極まり泣き出してしまい、巧美には「突発性感動症」と名付けられている。愛用カメラはかなえと同じペンタックスQ。
- 白ももねこ(しろももねこ)
- 声 - 福井裕佳梨
- 『卒業写真』より新たに登場した白いももねこ。体色の他に耳の形、ひげの本数、眉毛の形などが異なっている。後に、ももねこ様との間に6匹の子供をもうける。
- 岡崎 まさのり(おかざき まさのり)
- 声 - 前野智昭
- のりえの兄。大学生。大阪の大学に通っている。さよみとは知り合い。
- 口は悪いがのりえのことは大事に思っている。
- 昔、のりえが風邪で寝込んでいる時に二重焼きを差し入れており、のりえはこの時の味が忘れられず、スイーツが好きになった。
- 中山(なかやま)
- 声 - 佐藤利奈
- ウェディングプランナーの女性。
- 東和 恋子(とうわ こいこ)
- 声 - 松井恵理子
- さよみの後輩(大学1年生)でプチ秘境探検部の新部員の一人。
- 浜田 環奈(はまだ かんな)
- 声 - 小岩井ことり
- さよみの後輩(大学1年生)でプチ秘境探検部の新部員の一人。
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