いま、会いにゆきます いま、会いにゆきますの概要

いま、会いにゆきます

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 23:00 UTC 版)

いま、会いにゆきます
著者 市川拓司
発行日 2003年2月27日
発行元 小学館
ジャンル ファンタジー恋愛小説
日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 374
公式サイト

homepage2.nifty.com

[Changed to https://www.toho.co.jp/movie/lineup/ima/welcome-j.html]
コード ISBN 978-4093861175
ISBN 978-4094082173文庫本
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

翌2004年に竹内結子中村獅童主演で映画化された。2005年にはミムラ成宮寛貴主演でテレビドラマ化されるなど、『世界の中心で、愛をさけぶ』と同じくメディアミックスによるヒット作の1つである。

概要

2003年2月27日小学館から刊行された(ISBN 409386117X)。2007年11月6日小学館文庫より文庫判が刊行されている(ISBN 978-4094082173)。市川拓司公式サイト内で、作品の5分の1ほどが公開された。

作品は市川自身の病気体験がベースとなっており、妻との恋愛やバイク旅行など、彼の実際の生活で起こったエッセンスが散りばめられている。物語の舞台について、作中では全く描かれていないが、市川と妻は埼玉県に在住していたことから、おおむね埼玉県内である。

あらすじ

ある町に住む秋穂巧は、1年前に最愛の妻である澪を亡くし、1人息子の佑司と慎ましく過ごしていた。2人は生前澪が残した、「1年たったら、雨の季節に又戻ってくるから」という言葉が気になっていた。それから1年後、雨の季節に2人の前に死んだはずの澪が現れる。2人は喜ぶが、澪は過去の記憶を全て失っていた。

そこから3人の共同生活が始まる。

登場人物

秋穂 巧(あいお たくみ)
28歳にして父子家族となった主人公。脳内で化学物質が異常分泌される奇病に悩まされながら、息子と二人で慎ましく暮らす。妻との思い出を小説にしようとペンを走らせる。
秋穂 佑司(あいお ゆうじ)
巧の息子。廃工場でネジやコイルばねやスプロケットを拾い集めるのが趣味。陽に当たると黄金色に輝く髪を持ち、巧は「イングランドの王子」と呼ぶ。母が死んでから耳が遠くなった。
秋穂 澪(あいお みお)
巧の妻、佑司の母。27歳で病死するが、生前に語った自分の言葉どおり、1年後の雨の季節に廃工場へ帰ってくる。
所長
巧の勤める司法書士事務所の所長。巧の入所当時から老人で、遅刻・居眠りをする。
永瀬さん
事務所で働く物静かで真面目な女性。
ノンプル先生
巧や佑司が町内の17番公園で会話する一人暮らしの老人。元教師。
アレックス
手術によって声帯を失ったノンプル先生の飼い犬。佑司は「プー」と呼ぶ。
ベンチの青年
17番公園のベンチで生活実用辞典を読む、世話焼きな町内会長の息子。

その他の言葉

アーカイブ星
澪が死ぬ間際に書いた絵本に出てくる星。死んだ人は、みんな、そこに行く。(そこには「雨の季節になったら、戻ってくるから…」とメッセージが残されている)
廃工場
親子が休日を過ごす場所。#5と書かれたドアのある壁1枚とひしゃげた郵便受けを残して破壊されている。
17番公園
親子がノンプル先生と語り合う公園。町内には20以上の公園があるらしい。
おそらく諏訪湖。病気のために別れた巧と澪は、湖の花火大会の日に再会する。



「いま、会いにゆきます」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「いま、会いにゆきます」の関連用語

いま、会いにゆきますのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



いま、会いにゆきますのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのいま、会いにゆきます (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS