あきつしま (巡視船) 船歴

あきつしま (巡視船)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 14:53 UTC 版)

船歴

2013年11月28日に竣工し、横浜海上保安部第三管区)に配属された[2]

2015年(平成27年)4月8日~9日の天皇皇后パラオ行幸啓において、本船が宿泊施設として用いられた。 これはパラオ国際空港と訪問先のペリリュー島が離れすぎることや移動にヘリコプターを用いることによる選定で、天皇の外国訪問に海上保安庁の巡視船が使われるのは初めてのことである。これに合わせて本船は、高齢となった天皇・皇后が利用する可能性のある船内設備にスロープや手すりを設置するなど、可能な限りのバリアフリー化を図った。また個室である船長室に大きめのベッドを入れて2人で泊まれるようにし、トイレも温水洗浄便座に変更するなどの小改装が行われた[13]


注釈

  1. ^ 本船の建造途中でジャパンマリンユナイテッド磯子工場に改称された。
  2. ^ ソマリア沖の海賊に対しては巡視船の派遣も検討されたが、第170回国会において海上保安庁長官は「やはり日本から相当遠距離にあること、それから、先生も御指摘のとおり、海賊が所持する武器はロケットランチャー等の重火器を持っていること、それから、有志連合軍の軍艦等が現に今海賊に、事件の対応を行っているというようなことを総合的に勘案しますと、海上保安庁の私どもの現状の船艇勢力あるいは能力では巡視船を派遣することは大変難しい問題だ、このように思っております」と、困難を指摘する答弁を行った[6]
  3. ^ 海上保安レポート2011』では『「しきしま」級巡視船』として整備計画が述べられた[9]。その後、尖閣諸島周辺海域における中国船による領海侵入等の問題の深刻化を受けて、平成28年度第2次補正予算より、ヘリコプターの搭載定数を1機に削減したれいめい型と、総トン数を6000トンに圧縮したしゅんこう型の建造が開始された[10]

出典



「あきつしま (巡視船)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  あきつしま (巡視船)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「あきつしま (巡視船)」の関連用語

あきつしま (巡視船)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



あきつしま (巡視船)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのあきつしま (巡視船) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS