修羅物とは? わかりやすく解説

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しゅら‐もの【修羅物】

読み方:しゅらもの

能の分類の一。多く源平の戦いで、シテである戦死した武将亡霊として現れ戦いありさま語り死後落ちた修羅道苦しみを語るもの。「八島」「頼政」など。五番立て演能では2番目に置かれる二番目物修羅能


修羅能

(修羅物 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/16 13:06 UTC 版)

修羅能(しゅらのう)とは、の演目の中で武人がシテになる曲を言う。修羅物とも言う。五番立においては二番目物となる。修羅道に落ちて苦しむさまが語られることからこう呼ばれる。多くは『平家物語』に取材し、源平の武将を主人公とするが、『田村』などの例外もある。

戦いに負けた側がシテである負修羅(まけしゅら)がほとんどであるが、戦いに勝った側をシテとする勝修羅(かちしゅら)もある。

勝修羅

『田村』『(えびら)』『八島

勝修羅三番と言われる。

使用する扇は勝修羅扇と言われ、図柄は「老松に旭日」で、扇骨は軍扇を表す意味で黒になる。は平太。

負修羅

『朝長』『実盛』『頼政』『忠度』『俊成忠度』『清経』『通盛』『敦盛』『生田敦盛』『知章』『経政』『兼平』『

この中で『朝長』『実盛』『頼政』は特に重い曲とされ、三修羅と呼ばれる。

使用する扇は負修羅扇と言われ、図柄は「立波に入日」で、扇骨は軍扇を表す意味で黒になる。

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