温間鍛造
素材を高温(約1200℃くらい)に加熱して行う熱間鍛造と、常温で行う冷間鍛造との中間の温度で行う鍛造のことで、一般には300~800℃の範囲で行われる。ときには1000℃まで拡大して考えられることもある。冷間鍛造では成形できない複雑な形状の製品や、高炭素鋼などの難加工材でも温間鍛造なら変形抵抗が比較的世く延性が向上して成形できる。また熱間鍛造では得られない高精度鍛造品を得ることができる。そのため、閉塞鍛造との組み合わせでニアネットシェイプを狙って使われることが多い。自動車部品では、ミッション部品のリバースギヤ、アイドルギヤなどのギヤ類や、車軸部品のデフサイドギヤなどに使われている。
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