viroidとは? わかりやすく解説

ウイロイド【viroid】

読み方:ういろいど

ウイルスよりも簡単な構造病原体植物感染するウイルス様体


ウイロイド [Viroid]

 バイロイドまたはビロイドともよばれ、最小ウイルスより小さ病原体である。ウイルスもっているようなタンパク質被膜(カプソメア)をもたず、遺伝子として1本鎖RNAのみから成る微小粒子である。ウイロイドは植物の病原体としての知られDNAのみのウイロイドは知られていない。現在、わが国発見・研究され柑橘類外皮層ウイロイド(citrus cortis viroid)、キク成長妨害ウイロイド(chrysanthemum stunt viroid)のほかジャガイモ紡錘型の塊茎ウイロイド(potate spindle tuber viroid)など10数種が知られている。

ウイロイド

(viroid から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 09:41 UTC 版)

ウイロイド (Viroid) は塩基数が200から400程度と短い環状の一本鎖RNAのみで構成され、維管束植物に対して感染性を持つもの。分子内で塩基対を形成し、多くは生体内で棒状の構造をとると考えられる。


  1. ^ 和名は、日本植物病理学会「日本に発生する植物ウイルス・ウイロイド (2012)」に設定されているものがあればそれを、設定されていないがウイルス和名等の命名についてにおいて翻訳できる場合はそれを、いずれもできない場合は学名をカタカナ表記している。


「ウイロイド」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「viroid」の関連用語

viroidのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



viroidのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
微生物管理機構微生物管理機構
Microbes Control Organization Ver 1.0 (C)1999-2024 Fumiaki Taguchi
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウイロイド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS