バルブジャンプ

大車林

バルブジャンプ

英語 valve jump

バルブがカムプロフィールで与えられるリフトカーブから外れた運動。バウンスはバルブがシートに着座後に跳ね上がる現象であるが、これとはまったく別のものである。ジャンプはバルブ、加速度が正から負に変わるところで、スプリング力ではリフトカーブに沿って運動させることができないような高速運転状態で発生する。また、ジャンプしたままでバルブシートに激突する場合はバルブ首部の折損を発生させ、エンジンブローに至ることがある。ジャンプを避けるためには動弁系の軽量化やバルブスプリングの強化などが有効である。

参照 バルブバウンス

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。