後退角
セミトレーリングアーム式サスペンションで、平面図においてスイングアームのピボット軸がクルマの横方向の線となす角をいう。後退角0度はフルトレーリングアーム式、90度はスイングアクスル式になる。後退角の大きさにより、トー角変化、キャンバー変化、トレッド変化などのアライメントや横剛性、コンプライアンスステア特性が大きく変わり、走りに関するクルマの性質が変わる。上反角とともにセミトレーリングアーム式サスペンションのジオメトリーを決める重要ファクターである。通常、後退角は10~30度の範囲内で設定される。
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