thermoelectron

透過電子顕微鏡基本用語集

熱電子

【英】：thermoelectron

物体を加熱することによって放出される電子。例えば、加熱タングステンフィラメントや六硼化ランタンチップから放出される電子。

説明に「熱電子」が含まれている用語

• LaB6（ラブロク）単結晶チップ
• ショットキー型電子銃
• ショットキー効果
• プローブ径
• ヘアピン形フィラメント
• モノクロメータ
• 陰極
• 電界放出型電子銃
• 電離真空計
• 熱電子放出型電子銃
• 六硼化ランタン

ウィキペディア

熱電子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/10/26 08:54 UTC 版)

熱電子（ねつでんし、Thermo electron）は、熱電子放出により飛び出してくる電子のこと。

熱電子放出は、陽極を置いたときの、金属などの陰極の表面を加熱した際に、表面から熱励起された電子が飛び出してくる現象で、この時熱励起は、その対象となる表面の持つ仕事関数（物質の種類、表面の面方位、表面の状態などによって値は異なる）より大きくなければならない。

熱電子を利用したものとして、真空管や蛍光灯がある。

関連項目

• エジソン効果
• 仕事関数
• 表面物理学