冷却損失
エンジンにとって避けることができない損失である。膨張行程中にガスが冷却されることによりピストン仕事に損失が生じることをいう。燃料のもつ熱エネルギーの20%以上が冷却系に捨てられているが、冷却損失にはピストン、シリンダー、燃焼室の金属材料の保護のために必要な冷却や、保護する必要のない部分から冷却系に熱が逃げることで損失が生じる。ガソリンエンジンでは圧縮行程の終わりのガス温度が高すぎるとノッキングが発生するため、ガス温度の限界があり、やむを得ず冷却系に熱を捨てる。
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