相対論補正
【英】:relativistic correction
100kV〜1000kVの電子では、その速度は光速の0.5〜0.99倍になるのでが必要になる。原理的には相対論的ディラック方程式を適用しなければならないが、幸いなことに前記の高エネルギー電子に対しては電子のスピンに関わる効果を無視できるので、ディラック方程式の代わりに相対論的クラインーゴルドンの方程式を使うことができる。すなわちシュレーディンガー方程式の静止質量m0を相対論的質量mに、波数を相対論的波数(またはE→E(m0/m)(1+E/2m0c2))に置き換えればよい。この補正をといい、MeVのエネルギーレンジまでよく成り立つ。
100kV〜1000kVの電子では、その速度は光速の0.5〜0.99倍になるのでが必要になる。原理的には相対論的ディラック方程式を適用しなければならないが、幸いなことに前記の高エネルギー電子に対しては電子のスピンに関わる効果を無視できるので、ディラック方程式の代わりに相対論的クラインーゴルドンの方程式を使うことができる。すなわちシュレーディンガー方程式の静止質量m0を相対論的質量mに、波数を相対論的波数(またはE→E(m0/m)(1+E/2m0c2))に置き換えればよい。この補正をといい、MeVのエネルギーレンジまでよく成り立つ。
- 相対論補正
- 相対論補正のページへのリンク