ポンピングロス
エンジンは圧力の低い吸気系から新気を吸い込み、圧力の高い排気系に押し出すポンプ作用をしている。このためにエネルギーを消費するが、これをポンプ損失もしくはポンピングロスと呼ぶ。吸入負圧が低いときほどポンプ損失は大きくなる。同じ出力を発生させる場合、大排気量のエンジンはスロットル開度が小さく、したがって吸入負圧も大きいので小排気量エンジンよりポンプ損失は大きくなる。EGRを導入する場合は吸入ガス量に比してスロットルバルブを開き側にできるので、吸入負圧が高めになるためポンプ損失が小さくなる。同様に、6気筒エンジンで3気筒を休止させた場合、アクセルを踏み込んで出力を確保するため、吸気管内の圧力が高くなるのでポンプ損失は小さくなる。
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