パルス操舵試験
一定車速で直進中のクルマに、パルス状のハンドル角入力を加えて、それに対するクルマの応答特性を評価する試をいう。通常、ハンドル角入力に対するヨーレート、横加速度、ロール角、横滑り角などの応答についての伝達関数を、高速フーリエ変換のアルゴリズムなどを用いて導く。伝達関数はボード線図を使用して表示し、ゲインおよび位相連れを評価する。JASO110-91では、標準車速を80km/h(ISOに準じて100km/hに修正される予定)とし、ハンドル角は、横加速度のピーク値が4m/s2となるようなハンドル角を、パルス幅0.3~0.5秒とする3角波状で加えるとしている。なお、操舵前後のハンドル角のずれやオーバーシュートを極力少なくするとしている。→過渡応答、周波数特性
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