オリフィス(ショックアブソーバー)
油圧機器において、オイルの流量や圧力をコントロールするために設けられる小さな通路穴のこと。自動車でもショックアブソーバー、パワーステアリングユニットをはじめ、各種油圧ユニットに用いられている。ショックアブソーバーではピストンとベースバルブに設けられている。減衰力の大きさはピストン速度の2乗に比例するので、オリフィスの面積が一定では、ピストン速度の速い領域で減衰力が高くなりすぎる。その対応として、オリフィスにリーフバルブ(薄い板のバルブ)を組み込んだ通路をつくり、ピストン速度の速い、油圧の高い領域では、リーフバルブがたわんで開き、通路面積を大きくして、適度の減衰力に調整する。リーフバルブは数枚積層して用いられることが多い。
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