microplate readerとは? わかりやすく解説

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マイクロプレート‐リーダー【microplate reader】


マイクロプレートリーダー

(microplate reader から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 15:03 UTC 版)

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マイクロプレートリーダー(Microplate Reader)は、物理学化学生物学の実験や検査などで広く用いられる測定用機器で、マイクロプレートに入れた多数のサンプル(主として液体)の光学的性質を測定するものである。単にプレートリーダー(Plate reader)ともいう。マイクロプレートの型式(6穴から1536穴まである)に合わせたものがあり、ウェル(穴)ごとにそのまま測定できるようにしてある。

測定モードとしては最も一般的な吸光のほか、蛍光化学発光、さらに蛍光偏光などがあり、モードが切り替えられる装置もある。分光光度計キュベットに代わってマイクロプレートを用いるようにした機器といえる。初期には一般の分光光度計と同じく光学フィルターを用いて一定波長のみ測定できたが、現在はモノクロメーターを用いて任意の波長で測定できるようになっている。また現在では測定温度を一定に保ち、連続的に時間変化を測定できるものも多い。専用ソフトウェアによりプログラムに従って測定・データ処理できるようになったものが一般的である。

使用目的を挙げれば次のようなものがある。

光学的測定方法はハイスループット性が高く、特に近年ではかつて放射標識を用いて行っていた試験に代わり、発色や蛍光を用いて測定する方法が発展した(例えば放射免疫測定からELISAへ)。このため様々な実験・検査に必要不可欠なものとなっている。



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