gRPC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/12 03:28 UTC 版)
開発元 | |
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初版 | 2016年8月 |
最新版 |
1.71.0[1]
/ 2025年3月8日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Android Java, C#, C++, Dart, Go, Java, Kotlin/JVM, Node.js, Objective-C, PHP, Python, Ruby |
種別 | リモートプロシージャコール |
ライセンス | Apache License 2.0 |
公式サイト |
grpc |
gRPC (gRPC Remote Procedure Calls[2]) は、オープンソースのリモートプロシージャコール (RPC) システムである。当初はGoogleによって、RPC基盤であるStubbyの次世代版として2015年に開発された。
gRPCは、HTTP/2をトランスポートとして利用し、Protocol Buffersをインタフェース記述言語およびデータエンコーディングとして利用する。提供する機能としては、認証、双方向のストリーミングとフロー制御、同期および非同期のバインディング、キャンセルとタイムアウトの対応などがある。多くの言語において、クロスプラットフォームなクライアントおよびサーバーのバインディングを生成できる。
gRPCの最も一般的な利用シナリオとしては、マイクロサービス型のアーキテクチャーにおけるサービス間の接続や、モバイルデバイスのクライアントとバックエンドサービスとの接続などが挙げられる[3]。
なおgRPCはHTTP/2を高度に利用するため、gRPCクライアントをWebブラウザ上に直接実装することは不可能であり、他の方法で通信するためのプロキシが必要になる。grpc-webはこれを補助するためのソフトウェアであり、デフォルトのプロキシとしてenvoyを使用する。
gRPCを利用するプロジェクトと企業
u-bmc[4]とFalco[5]のように、 多くの組織がgRPCを利用している。
2019年1月8日にDropboxは、次世代の「Courier」と呼ばれるSOAアーキテクチャーの核となる次世代のRPCフレームワークを発表した。CourierはgRPCベースで、既存の独自のRPCフレームワークと親和性が高いとされた[6]。
脚注
- ^ “gRPC releases”. GitHub. 2025年3月12日閲覧。
- ^ https://grpc.io/faq#what-does-grpc-stand-for
- ^ https://grpc.io/about/
- ^ “u-bmc”. GitHub.com. 2019年11月16日閲覧。
- ^ Falco. Retrieved from https://falco.org/.
- ^ Nigmatullin, Ruslan; Ivanov, Alexey (2019年1月8日). “Courier: Dropbox migration to gRPC”. 2019年1月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
gRPC
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「Cloud Native Computing Foundation」の記事における「gRPC」の解説
詳細は「gRPC」を参照 gRPCは「どんな環境でも実行できる、オープンソースのモダンな高性能RPCフレームワークである。Googleが社内で使用していた「Stubby」と呼ばれる次世代のPRCインフラのプロジェクトをオープンソースにすることでプロジェクトが作られた。公開初期からSquare, Inc.、Netflix、Ciscoなどの多数の大規模な企業で採用された。
※この「gRPC」の解説は、「Cloud Native Computing Foundation」の解説の一部です。
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