ethmoid boneとは? わかりやすく解説

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篩骨

(ethmoid bone から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/28 07:11 UTC 版)

骨: 篩骨
頭蓋内での篩骨(しこつ)の位置
名称
日本語 篩骨
英語 ethmoid bone
ラテン語 os ethmoidale
関連構造
上位構造 頭蓋骨
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
関連情報
MeSH Ethmoid+Bone
グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
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篩骨(しこつ)(英名ethmoid bone 羅名Os Ethmoidale)とは、四肢動物頭蓋内部にあるである。

ヒトの篩骨は前頭蓋窩正中部に1つ存在し、鼻腔、脳頭蓋、眼窩を隔てるほぼ方形の骨である。骨内に多数の空洞を含むため、体積に対して非常に軽い特徴がある。

主な構成部位は鶏冠、篩板垂直板篩骨迷路眼窩板などの構造に分類される。篩骨垂直板は鋤骨とともに鼻中隔を構成し、鶏冠と篩板は前頭蓋窩の一部を構成する。また篩骨眼窩板は眼窩の一部を構成する。

主な構成部位

篩板

篩板(しばん)(英名cribriform plate 羅名lamina cribrosa)とは、篩骨中央の水平面に平行に位置する骨板のことである。上面から見た表面は多数の小孔を有している。篩板は前方で前頭骨の篩骨切痕と、側方で前頭骨眼窩部と、後方で蝶形骨前縁と嵌合している。

垂直板

垂直板。右手側から見た図。図右方向が顔側、図左方向が頭側。

垂直板(すいちょくばん)(英名perpendicular plate 羅名lamina perpendicularis)とは、篩骨正中下面から突き出るように下方に伸びる骨板である。

篩骨迷路

篩骨迷路(しこつめいろ)(英名ethmoidal labyrinth 羅名labyrinthus ethmoidalis)とは、篩板下方に左右一対として存在する多孔性の部位であり、垂直板によって隔てられる。篩骨迷路は蜂巣状の形態をした篩骨蜂巣によって構成される。

眼窩板

眼窩板とは、篩骨迷路外側の薄い骨板のことである。

篩骨に連結する骨

アニメーション。篩骨(しこつ)を赤で、それ以外の骨を半透明にして示してある。
(出典:Anatomography

脚注

  1. ^ a b c d e f g 森ら, p.76

参考文献

  • 原著 森於菟 改訂 森富「骨学」『分担解剖学1』(第11版第20刷)金原出版、東京都文京区、2000年11月20日、19-172頁。ISBN 978-4-307-00341-4 

外部リンク

  • 篩骨 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥



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