電子ビーム焼入れ
電子ビームを処理品の表面に照射し、きわめて短時間で昇温させたあと、照射を止めると処理品自体の熱容量と熱伝導による自己冷却作用によって急冷され、表面が焼き入れされる。電子ビーム焼入れは真空中(減圧雰囲気中)で処理する必要があるのに対し、同様な高密度エネルギーであるレーザー焼入れは大気中で処理可能である。自動車関連では、加工工程のインライン化が可能であり、変速機歯車(トランスミッションギヤ)のドグ歯焼入れなどに使用される。
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