cDタイプ銀河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/24 22:52 UTC 版)
cDタイプ銀河は、Dタイプ銀河とともにヤーキス分類による分類である。"c"は、銀河が非常に大きいことを示しており、"D"は銀河が拡散して見えることを示している。逆生して、"cD"はしばしばcentral Dominant galaxyを意味するのにも用いられる。cDタイプ銀河は最も大きい銀河と考えられている。 cDタイプ銀河は、レンズ状銀河や楕円銀河に似ているが、それより何倍も大きく、半径100光年を超える巨大な包を持つものもある。低表面輝度の包を伴った楕円状に見える。現在は、cDタイプ銀河は銀河の合体の結果であると考えられている。いくつかのcDタイプ銀河は複数の銀河核を持つ。cDタイプ銀河は、しばしば銀河団のbrightest cluster galaxy(BCG)になるのが見られる銀河の1つである。多くの化石銀河群の銀河はcD BCG銀河に似ており、cDタイプ銀河は化石銀河群の生成の結果であり、その後化石銀河群の周りに新しいクラスタが蓄積したものだという説もある。しかし、cDタイプ銀河自体は化石銀河群と異なり散在銀河としては見られない。cDタイプ銀河は、BCGの約20%を占める。
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