XF3U (航空機)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > XF3U (航空機)の意味・解説 

XF3U (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/23 03:39 UTC 版)

XF3U

XF3U-1

XF3Uアメリカ合衆国チャンス・ヴォート社が開発した全金属製複葉艦上戦闘機。1機が試作されたのみで、制式採用はなされなかったが、急降下爆撃機SBUへと改造され、そちらは制式採用の後量産された。

概要

1932年にアメリカ海軍は、ヴォート社に対し複座の艦上戦闘機の開発を発注した。これを受けて製作されたのがXF3U-1である。1機が試作され、1933年5月9日に初飛行を行っている。

機体は、複座の複葉機であり、機体の中央部から後部にかけて、密閉式のコックピットとなっている。上翼は下翼より前進位置にあり、また胴体上方に位置している。パイロットは、上翼と胴体の間より前方を見る形となる。着陸脚は固定式である。

機体の性能は良好であり、機動性も高い評価を受けた。しかし、アメリカ海軍において、複座戦闘機の意義に疑問がもたれたために、本機の採用はなされなかった。

本機の機体自身は評価を受けたために、偵察爆撃機、XSBU英語版に改装されている。SBUは制式採用され、125機が生産された。

要目

  • 全長:8.07m
  • 全幅:9.60m
  • 全高:3.32m
  • 自重:1.6t
  • 機関:P&W R-1535 レシプロ星型エンジン 700馬力 1基
  • 乗員:2名
  • 武装:7.7mm機銃3門、爆弾105kg
  • 最大速度:334km/h
  • 航続距離:917km





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「XF3U (航空機)」の関連用語

XF3U (航空機)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



XF3U (航空機)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのXF3U (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS