W型エンジン
シリンダーの配置形状がW型状になったエンジンで、V型エンジンを1本のクランク軸の周りに複合した形である。3つのシリンダーパンクが矢印形をなすものはアロータイプエンジンとも呼ばれる。多気筒エンジンにおいて全長をコンパクトにできる利点があるが、構造が複雑になり生産性が悪化するという弱点をもつ。自動車用エンジンとしての実施例は少ないが、VWグループのプガッティ車用W型18気筒エンジン、フェートン用W12気筒、パサート用W8気筒などがあり、例えばパサートのW8は角V型4気筒を1本のクランク軸に複合させている。
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