ベンガルやはずかずら (矢筈葛)




●インドが原産です。葉はハート型で、細かい毛が密生し、蔓は長く伸びて木質化します。花序に、直径8センチほどの淡青紫色の花を一年中咲かせます。属名は、スウェーデンの植物学者ツンベルグに因むそうです。
●キツネノマゴ科ツンベルギア属の蔓性常緑多年草で、学名はThunbergia grandiflora。英名は Bengal clock vine。
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ベンガルヤハズカズラ
(Thunbergia grandiflora から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 15:37 UTC 版)
ベンガルヤハズカズラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ベンガルヤハズカズラの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Thunbergia grandiflora (Roxb. ex Rottl.) Roxb. |
ベンガルヤハズカズラ(学名:Thunbergia grandiflora[1])は、キツネノマゴ科ヤハズカズラ属の常緑つる性木本。
特徴
葉は3–7浅裂状の単葉が対生する。葉は長さ10–20 cmで、基部に1–3対の大きな歯牙が普通あるが、稀にほぼ全縁となる。花は直径5–9 cmの淡青紫色、まれに白色[2]、房状に下垂する。春~夏を中心に通年開花[3]。
分布と生育環境
インドのベンガル地方[3]〜東南アジア原産。南西諸島などで稀に野生化[4]。
利用
公園樹、生垣、庭木[2]、壁面緑化[4]、フェンス、パーゴラ。土壌は選ばないが、風当たりの少ない場所で良好に生育する。生長は早く、つるが混み合ってくるとスス病が発生しやすくなるので、定期的に剪定して風通しを良くすると良い[3]。
脚注
- ^ (米倉 & 梶田 2003)
- ^ a b (林 & 名嘉 2022)
- ^ a b c (海洋博記念公園管理財団 1997, p. 39)
- ^ a b (大川 & 林 2016, p. 415)

参考文献
- 米倉浩司; 梶田忠「ベンガルヤハズカズラ」『「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)』2003年 。2023年8月25日閲覧。
- 大川智史; 林将之『琉球の樹木』文一総合出版、2016年、415頁。ISBN 9784829984024。
- 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年、58頁。 ISBN 9784899824350。
- 海洋博記念公園管理財団『沖縄の都市緑化植物図鑑』新星出版、那覇市、1997年。 ISBN 9784902193732。
外部リンク
- Illustration and description in "The Botanical Register: Consisting of Coloured Figures of Exotic Plants Cultivated in British Gardens; with Their History and Mode of Treatment" (1820); plate 495
- ベンガルヤハズカズラ おきなわ緑と花のひろば 沖縄県環境部環境再生課
- ベンガルヤハズカズラ フラワーパークかごしま
- ベンガルヤハズカズラ 植物図鑑 海洋博公園
- ベンガルヤハズカズラ 園内植物図鑑 浜名湖ガーデンパーク
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