頭蓋の靱帯結合
学名:Syndesmoses cranii
【英】:Cranial syndesmoses
頭蓋の靱帯結合は舌骨の連結で舌骨と頭蓋底との連結は側頭骨の茎状突起から起こって舌骨小角に着く茎突舌骨靱帯による。茎突舌骨靱帯は舌骨体上半をつくる第二鰓弓軟骨の位置に生じたもので、小角はそのなかで舌骨に近く生じた一種の種子骨ともみなされる。小角と舌骨体の間はしばしば小さい関節腔を有し、可動性に連結するが、やがて、骨結合となる。大角と舌骨体は始めは軟骨結合で、後で骨化する。頭蓋の小靱帯は頭蓋の各部を結ぶ小さい靱帯として、蝶形骨翼状突起外側板の翼棘突起と大翼の蝶形骨棘を結ぶ翼突棘靱帯、蝶形骨の前・中・後床突起を結ぶもの、舌下神経管内、頚静脈孔内で孔内突起管を結ぶものなど、若干の小靱帯がある。
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