Syagriusとは? わかりやすく解説

Syagrius

名前 シアグリウス; シャグリウス

シアグリウス

(Syagrius から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/20 21:02 UTC 版)

アフラニウス・シアグリウスラテン語: Afranius Syagrius430年[1][2] - 486[2][3]/487年[1][3])は、西ローマ帝国衰亡後のガリア北部に残ったローマ人支配地域・ソワソン管区ドゥクス(領主)。シャグリウスとも表記される[4]


注釈

  1. ^ アンジェの年代記ドイツ語版』をもとにしたとされるトゥールのグレゴリウスの曖昧な記述に、469年頃と推測されるサクソン人との戦いで死亡したと思われるアンジェパウルスフランス語版なる人物が登場する[8][9]。この曖昧な記述には様々な解釈が存在し[9]、その中にはアエギディウスの死後にパウルスがソアソン王国を継承したと解釈する説もある[10]。ただし、グレゴリウスの曖昧な記述から当時の状況を再現することは極めて困難であり、出来事の詳細については定説と呼べるほどのものはない[9]

出典

  1. ^ a b [シアグリウス]『ブリタニカ国際大百科事典』
  2. ^ a b c d e f g [シアグリウス]『西洋中世史事典
  3. ^ a b [シアグリウス]『世界大百科事典』
  4. ^ 柴田 他、p. 137
  5. ^ エドワード・ギボンローマ帝国衰亡史』5巻、岩波書店、村山勇三(訳)、1954年、p.340。
  6. ^ 『アシェット版 図説ヨーロッパ歴史百科 系譜から見たヨーロッパ文明の歴史』原書房、p.100
  7. ^ [シアグリウス]『日本大百科全書』
  8. ^ Michel Rouche (1996). Clovis. Fayard. ISBN 9782213596327 
  9. ^ a b c 加納修「西ヨーロッパ世界の再編」『378年 失われた古代帝国の秩序』南川高志、山川出版社、2018年、75-77頁。ISBN 9784634445024
  10. ^ 五十嵐修「征服と改宗-クローヴィスと初期フランク王権-」『古代王権の誕生IV ヨーロッパ編』初期王権研究委員会、角川書店、2003年、322頁。ISBN 9784045230042
  11. ^ トゥールのグレゴリウスによる。


「シアグリウス」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Syagrius」の関連用語

Syagriusのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Syagriusのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシアグリウス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS