ソニーショック(そにーしょっく)(Sony shock)
ソニーは24日の東京株式市場の取引終了後に決算を発表した。その内容は、今年1-3月期の連結最終損益が大幅な赤字となったほか、来年3月の決算期には大幅に減益するとの見通しを示したものだった。
この決算発表によって、業績について楽観的な見方をしていた投資家は大きな期待を裏切られた。そのため、ソニー株の将来性に失望して、翌25日の東京株式市場で手持ちのソニー株を売りに出す投資家が続いた。
売り注文が相次ぐ一方で買い手がつかず、株価は値幅制限いっぱいまで下げたが、結局、取引時間内に売買が成立しないという事態になった。また、ソニーの代わりにパイオニアや松下電器産業などのハイテク株が売られるという動きも出て、ソニーショックは市場全体に波及したようだ。
このソニーショックの結果、25日の日経平均株価は、終値ベースで20年ぶりに7700円を割り込み、バブル後の最安値となる7699円50銭まで下落した。
(2003.04.28更新)
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