Sire_Recordsとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Sire_Recordsの意味・解説 

サイアー・レコード

(Sire_Records から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/14 03:59 UTC 版)

サイアー・レコード
Sire Records
親会社 ワーナー・ミュージック・グループ
設立 1966年
設立者 シーモア・スタイン英語版
リチャード・ゴッテラー英語版
販売元 ワーナー・レコード
(日本:ワーナーミュージック・ジャパン
ジャンル パンク・ロックオルタナティヴ・ロックニュー・ウェイヴロックエレクトロニカ
アメリカ合衆国
公式サイト www.sirerecords.com

サイアー・レコード(Sire Records)は、ワーナー・ミュージック・グループが保有するアメリカ合衆国のレコードレーベルであり、ワーナー・レコードによって流通されている。

歴史

創設

レーベルは、新会社に1万ドル以上を出資したシーモア・スタイン英語版リチャード・ゴッテラー英語版が手掛けるサイアー・プロダクションによって1966年に創設された[1]。1968年には最初のリリースを行い、ロンドンレコードによって配給された。創設当初から、サイアー・レコードはイギリスのアンダーグラウンドのプログレッシブ・ロック・バンドをアメリカの市場に紹介した。初期のリリースには、クライマックス・ブルース・バンド、バークレイ・ジェイムス・ハーヴェストトゥモロウ、ザ・デヴィアンツ等がいた。1970年から1971年まではポリドール・レコードによって販売が行われ、この時期に現在のロゴが作られた。1972年から1974年まではフェイマス・ミュージックによって販売が行われ、1972年にフォーカスの「Hocus Pocus」がチャート入りした。1970年代には、サイアー・レコードは3巻の『History Of British Rock』等を含む多くのコンピレーションLPをリリースし、タートルズ、デュアン・エディ、スモール・フェイセスデル・シャノンらのアーティストを売り出した。ABCレコードは1974年にフェイマス・ミュージックと契約し、サイアー・レコードの配給を引き継いだ。1977年にはクライマックス・ブルース・バンドがヒット曲「Couldn't Get It Right」でトップ40入りを果たした。また同年には、スタインがシャングリラスを再結成させたが、契約は見送られた。

ワーナーによる買収

1970年代後半、サイアー・レコードは独立レコードレーベルとして成功を収め、ラモーンズデッド・ボーイズトーキング・ヘッズ等、急成長するパンク・ロックニュー・ウェイヴのアーティストと契約を結んだ。サイアー・レコードは1977年に配給先をワーナー・ブラザース・レコードに変更し、1978年にはワーナー・ブラザース・レコードの傘下に入った。1980年代にサイアー・レコードは北アメリカのマドンナアイス-Tデペッシュ・モードエコー&ザ・バニーメンプリテンダーズザ・キュアー等と契約を結び、主流となった。1990年代にもシールk.d.ラングトミー・ペイジミニストリーらを擁し、成功を続けた。

1994年、サイアー・レコードは配給先をワーナー・ブラザース・レコードから姉妹レーベルのエレクトラ・レコードに変更した。スタインはエレクトラの新しいCEOであるシルヴィア・ローンから会長への就任の打診を受けたが、サイアーは2000年にエレクトラを離れ、アメリカ支社のロンドンレコードと合併してLondon-Sire Recordsを設立した。この協力関係は2003年4月に解消して社名はサイアー・レコードに戻り、配給先もワーナー・ブラザース・レコードに戻った。

2009年、サイアー・レコードのウェブサイト[2]に掲載されていたオフィシャル・ミュージックビデオが、ワーナー・ミュージック・グループからの著作権に関する苦情によって削除された[3]。これは、2008年12月にワーナー・ミュージック・グループとYouTubeの間のロイヤリティについての交渉が決裂したことを受けたものだった。2009年9月に合意が成立してビデオは復活したものの、自身のサイトに埋め込むことはできなくなり、ユーザーはYouTubeのサイトからワーナー・ミュージック・グループのビデオを見なければならなくなった。

現在の主な所属アーティスト

出典

外部リンク


「Sire Records」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Sire_Records」の関連用語

Sire_Recordsのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Sire_Recordsのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサイアー・レコード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS