あれちうり (荒れ地瓜)
●北アメリカの東・中部が原産です。わが国では1952年に帰化が確認され、現在では各地に広がっています。河原や荒れ地に生え、蔓を伸ばして広がります。葉は円心形で浅く5~7裂します。8月から9月ごろ、葉腋から雌花序と雄花序をだし、小さな黄緑色の花を咲かせます。
●ウリ科アレチウリ属の一年草で、学名は Sicyos angulatus。英名は Oneseed burr cucumber。
アルソミトラ: | アルソミトラ・マクロカルパ |
アレチウリ: | 荒れ地瓜 |
イベルビレア: | イベルビレア・ソノラエ |
オキナワスズメウリ: | 沖縄雀瓜 |
カボチャ: | ズッキーニ ペポ南瓜 南瓜 |
アレチウリ
(Sicyos angulatus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/10 21:14 UTC 版)
アレチウリ(荒れ地瓜、学名:Sicyos angulatus)はウリ科の大型のツル植物で1年生草本。英名(burr cucumber)は、トゲのあるキュウリの意。北米原産で日本では本州以南で帰化植物として知られ、特定外来生物に指定されている。また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
- ^ a b “アレチウリ”. 国立環境研究所 侵入生物DB. 2012年8月7日閲覧。
- ^ “アレチウリとは”. 長野県. 2012年8月7日閲覧。
- ^ 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。
- ^ アレチウリ(Sicyos angulatus L.)の台木利用に関する研究-1-栽培上の特性 千葉県農業試験場研究報告 (19), p9-24, 1978-03
- ^ 岩崎真人、稲葉忠興、接ぎ木キュウリの台木の種類とウイルス混合感染による萎凋との関係 日本植物病理学会報 Vol.56 (1990) No.5 P674-676
- ^ 近内誠登、帰化雑草「アレチウリ」の猛威 学術の動向 Vol.8 (2003) No.8 P58
- ^ 大石哲也、天野邦彦、出水がアレチウリ群落の拡大に及ぼす影響とその考察-実験・数値解析からの検討 水工学論文集 Vol.50 (2006) P1207-1212
- ^ 長野県アレチウリ駆除大作戦 長野県 閲覧:2015年10月22日
- ^ “アレチウリ駆除のノウハウ”. 国土交通省千曲川河川事務所. 2015年10月22日閲覧。
- ^ “アレチウリの防除”. 長野県林業総合センター. 2015年10月22日閲覧。
- ^ 傳田正利ほか、特定外来生物アレチウリ抑制のためのアレチウリ埋土種子除去方法の開発 土木学会論文集B1(水工学) Vol.69 (2013) No.3 p.135-146
- 1 アレチウリとは
- 2 アレチウリの概要
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
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